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暗黒期を支えた双子の姉の存在

ある日の夜8時前

子1:ねぇ、早くしないと始まっちゃうよ!

子2:今日も楽しみなんだ!井上のコント!

子1:テレビつけるぞ!

子2:待ってました!

?:そうか、今日か…

テレビをつけた先には…

〇:井上〇〇のバカ将軍、始まるよ!

それから番組の終盤になり…

子1:あ、△ちゃんだ!

△:行くぞ!ウォリヤァァァア!

〇:うわ、うわぁぁぁぁあ!

ドンッッ!

〇:あたっ!いってぇよ…

△:みんな、こんなことしちゃダメだよ?

〇:いい加減にしろぉ!

ドンッッ!

〇:はい、コマーシャル!…

それから放送終了間際

〇:次もまた会おうね!

テレビを切る

子1:あぁ、今回も面白かったな!

子2:ね!
  あぁ、やっぱり井上って面白いよな!

子1:井上ってなんであんな面白いのかな?
   ね?"和"おばあちゃん!

和:フフフ、なんでかな?

子2:なんでなのかな?
  会って聞いてみたいよな…
  ばあちゃんは会ったことないの?

和:う〜ん、忘れてしまったよ…

子達:え〜!!

和:(あんた、ほんと面白くなったよ。〇〇)

今子供達の話題に出た"井上"というのは
井上〇〇 60歳のことである。

最も人気がある彼だが、若かりし頃売れない時期があった。

そんな〇〇を救ったのは子供達としゃべっていた〇〇の双子の姉、和だ。

和の助けによってどのように暗黒期から脱出したのか。

今回は、その部分をご紹介したい

=================================
42年前

当時井上〇〇 18歳 高校卒業間際

〇:よし、行くか。

そ〜っと外に出ようとしたそのとき

?:〇〇、どこ行くの?

〇:ギクッ!!なんだ"和"か…

この"和"というのは〇〇と双子の和。

和の方が早く産まれたため和の方が姉である。

和:で?どこ行くの?

〇:ちょっと、⬜︎⬜︎さんのとこ行って弟子入りしてくる。

和:あっ、そ。気をつけてね。

〇:行ってきまーす。

ガチャ

和:フフ、なんでイキイキしてんだろうね。

それから、数時間後〇〇は⬜︎⬜︎の家の前に着き
インターフォンを押した。

ピンポーン

ガチャ

⬜︎妻:はい?どちら様ですか?

〇:あ、あの!弟子入りをしたい〇〇なんですが、⬜︎⬜︎さんはいらっしゃいますでしょうか?

⬜︎妻:あぁ、ごめんなさい…あの人は夜中にいつも帰ってくるんです。

〇:わかりました…

ガチャ

〇:くそ…なら帰ってくるまで待ってやる!

それから12時間後

〇:ブルブルブル…寒ぃよ…
  あぁ、雪か…俺は今夜死ぬんだな…

?:ふぅ…寒ぃな…ん?お前、なにしてる?

〇:あぁ、すいません。あの⬜︎⬜︎さん、弟子入りしたいんですが…

⬜︎:だめだ。見習いはいっぱいなんだ。帰れ。

〇:嫌です。

⬜︎:お前、何時間いた。ここに。

〇:12時間いました。

⬜︎:わかった。今辞めそうな奴が1人いるから辞めたら電話すっから。今日は帰れ。

〇:ありがとうございます。

⬜︎:じゃあ、電話番号。くれ。

〇:あぁ、すいません。こちらです。

⬜︎:ん。お前、手際いいな。

〇:ありがとうございます。

1週間後

ブルブルブルブル

ガチャ

〇:はい。井上ですけど。

⬜︎:俺だ。今すぐ、妄想ホールに来い。

〇:はい!!

〇〇はすぐさま家を飛び出し、電車で移動した後妄想ホールに着いた。

〇:え〜っと、ここか。

コンコンコン

⬜︎:はい。

〇:失礼します。井上です。

⬜︎:あぁ、ボーヤ(見習い)が逃げた。
  お前やるか?

〇:はい!!ぜひお願いします。

⬜︎:じゃあ、今すぐ用意してこい。

〇:え?いや、俺まだ高校生なんすけど…

⬜︎:うるせぇ!
明日から地方に行くからすぐ準備してこい!!

〇:は、はひぃ!!

それから〇〇は家に帰りすぐ準備した

〇:よし、これで全部か…


?:どこへ行くの?〇〇


〇:あぁ、和か。俺な、モウーツイズの見習いをすることになったからこの家出ていかねぇといけねぇんだ。


和:そっか…頑張ってね。体にも気をつけて。


〇:困った時は連絡しろよ?どこでも飛んでくから。

和:そこはあんたもね。

〇:あ、そうだ!これを忘れてた。

そういって〇〇は仏壇のほうに行き手を合わせた

〇:お父さん、お母さん俺、夢を叶えられるかも知んない。だから見守っててね。

〇〇たちの両親は小さい頃に父が交通事故で亡くなり、2年前に母が病気で亡くなった。

〇:よし、じゃあ行くわ。

和:待って!

〇:ん?なに?

和:これ、お守り!
  何かあったら私を思い出してね?

〇:うん…絶対…忘れないから!
  じゃあ、行ってきます!

和:行ってらっしゃい!

それから6年後

本番30分前

〇〇は24歳になった

〇:ハァ…ハァ…ハァ…
また、今日も雑用かよ…
はやく、ネタやりてぇなぁ…

コンコンコン

〇:失礼します。飲み物とパン買ってきました!  

⬜︎・☆・◇・△・▷:遅ぇよ!

コンコンコン

ス:失礼します!すいません!
  もうそろそろ本番なんで…

5人:はいよ。

⬜︎:じゃあ、行くか。お前ら行くぞ。

4人:オー!

〇:頑張ってください!!

△:おう!お前も今日も俺の衣装担当だからな!

〇:はい!!

本番

⬜︎:8時だぞ!

△・◇・☆・▷:みんなぁあつまれ!

デッデッデッデッデデ

デッデッデッデッデデッデ!

⬜︎:今日もみんな行ってみよ!…

番組途中

△:うわぁ、間違えたぁ!

ドンッッ!

タライが落ちる

4人:痛っ!!

セット裏では…

〇:ほぉ、ここでこのボケがくるんだな。
  おおっ!

△:ハァ…ハァ…ハァ…
  早くしろ、バカ!次来ちまうぞ!

〇:あぁ、すいません!
  今、着せます!

△:着せますじゃなくて早くしろよ!

〇:は、はい!

△の着替えが終わり

〇:ちゃんとしろよ!〇〇!

番組終了間際

5人:また、来週!

本番終了後

〇:お疲れ様でした!

▷:おう!井上、またな!

☆:うん…ふぁ〜あ…じゃあまたよろしく…

◇:明日もよろしくね。

〇:はい!よろしくお願いします!

そういって3人は出て行く

△:あ、〇〇さ今日飲みに行かね?
  俺のとっておきの所用意しておくからさ。

〇:あ、いいっすね!行きやしょ!

△:じゃあ、外で待ってるわ。

〇:じゃあ、後で!

△が出て行く

⬜︎:おい、〇〇。ちょっといいか?

〇:はい、なんでしょう?

⬜︎:実はな…
▷が体力の限界を理由にモウーツイズを脱退するんだ

〇:えぇ…そうなんですか…

⬜︎:それで後任を考えてな、井上お前を採用することにした。

〇:ぼ、僕ですか?また、なんで?

⬜︎:4人で話し合っているときに菅原が…

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数週間前

▷:俺、モウーツイズ辞めるわ。

⬜︎:どうした、突然。

△:そうだよ!なんでそんなこと言うんだよ!

▷:もう、俺も歳でな体力的に辛いんだよ…

◇:けど…

☆:zzz…

▷:とにかく、俺は辞める意志はもう固めてあるからよろしく…

後日

テレビ局の会議室で

▷以外の4人:う〜ん…

⬜︎:どうしよっかな…同年代を入れるべきか、新しい風を吹かせるべきか。

△:あのさ、ちょっといいかな?⬜︎さん

⬜︎:どした?菅原

△:井上を入れるのはどうだろうか。

⬜︎:なに?井上を入れるだと?

△:うん。

⬜︎:なんで?

△:あいつは、俺たちのネタの作り方をよくわかってるし、新しい風を吹かせることができると思う

⬜︎:ウケなかったら、どうする?

△:俺が全て保証する。あいつは絶対化ける。
 いずれ、信頼できるコメディアンになる男だ。

⬜︎:…よし、わかった。あいつを入れよう。

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⬜︎:ということがあってな。
  どうだ?やれるか?

〇:はい!!がんばりますっ!!

話し合いが終わり別れた後

〇〇はある人に電話した。

プルルルルルルル

ガチャ

?:もしもし、どうしたの?〇〇

〇:聞いてよ、"和"!俺、デビューできるよ!

和:え、ほんと?ほんとなの!?〇〇!?

〇:ほんとだよ!
来週の放送に出るからさ、見てて!

和:そっか…〇〇がデビューか…
  12時間待ったかいがあったね。

〇:うん、そうだな。

和:来週楽しみにしてるね?

〇:もちろん楽しみにしてて?

1週間後

放送の後半で

⬜︎:え〜ちょっとみなさまにご報告がありまして
ここにいる▷なんですけども、ちょっと体力の限界を理由にモウーツイズをやめることになりました。お前も一言なんか言えよ。

▷:ちょっと辞めさせてもらいます

⬜︎:けどお前な、辞めるって言ったって後釜出さねぇと辞めれんぞ?

▷:わかってるよ。おい、〇〇!〇〇!

舞台袖からタキシード姿の〇〇が出てくる。

和はそれをテレビで見てた

和:出た!〇〇!

⬜︎:あぁ、ちょっとご紹介申し上げます。
井上〇〇と申しまして、6、7年ほど修行してまして見習いしてまして最近テレビにも少し出るようになりまして、今回からこの井上〇〇が新メンバーでございます。
こいつは3ヶ月ほど見習いをさせてからメンバーになりますんでよろしくお願いします。
お前な、井上が一人前になるように育てんだぞ。

▷:わかってるよ。

⬜︎:お前の後釜だから、教えてやらんと。

▷:わかってるよ。

〇:わかってんな?

▷:あ?わかってるよ。

子達:…

⬜︎:ということでこれからよろしくお願い申し上げます。

6人は礼をした

〇:(これから、大丈夫か?)

放送が終わった後、和から電話が来た。

〇:もしもし?

和:あ、今大丈夫そ?

〇:うん。

和:良かったよ。今日の放送。

〇:あ、ありがとう。

和:頑張って、応援してる。

〇:うん。

和:じゃあね

〇:バイバイ

ガチャ

それから6ヶ月後

⬜︎:井上な、先に行こうとしすぎなんだよ。
子供達見てみろ、ポカーンじゃねぇか。
後、早口すぎ。何言ってるか、わかんねぇ。

〇:はい、すいません…

⬜︎:俺らは体をわざとして表現する"体技"じゃなくて体を使い様々な音でメリハリをつける"体戯"なの。

〇:なるほど…

その週の放送で

〇:これがこうで…うわぁぁぁぁ!!

子達:シ〜ン…

△:…けど、こうじゃねぇの?

〇:なるほど!じゃこれを切ってと!

ジャッバーン!

〇:水が落ちたじゃねぇか!

放送終了後、家に帰ったら

〇:ふぅ〜帰ってきたぞって和!

和:あ、〇〇帰ってきたのね!
  お邪魔してまーす!

ギュッ

〇:落ち着くな…和の背中って

和:もう、そんなこと言っちゃって///
  さぁ、できたから食べよ?

〇・和:いただきます!

〇:ん〜!うっま!

和:あ、今日の放送見たよ。

〇:あ…うん…面白くなかったよね…

和:ううん、面白かったよ。

〇:え?本当に?ありがとう…てかあんた今日どうすんの?もう終電ないだろ。

和:うん。だから、泊まってくから。

〇:まじ?やった!!

〇〇と和はソファーに座って話し合った

〇:和、俺どうしたら良いかな?もう辛いよ。

和:ん〜〇〇は見てて思ったけど無理してる。
  なんかあったら頼ってっていったでしょ?
  私は〇〇の味方なんだから。

〇:ゔぅ、グスッ…
本当にありがとう!和と菅原さんだけが味方だよ…

和:よぉしよしよし…
あんたは本当甘えん坊だねぇ

〇:んがぁ〜

和:って寝てんのかい!まあ、良いや。
  私も寝よ。

次の日

〇:んぅ…あぁ、寝ちゃってたか…

和:おはよう。朝ごはんできてるよ。

〇:ん。ありがと。

〇・和:いただきます!

モグモグモグ

〇:うっまぁ

和:本当!良かったぁ

〇:和、今日仕事は?

和:ん?こんな時間!もう行かないと!
  じゃあ、〇〇!頑張ってね!

ガチャ

〇:ん!頑張るってもういねぇか。
  応援されたんだから頑張んねぇと…

そしてまた月日が経ち、一年後。

⬜︎:井上!お前は一年たっても聞いたことを実行できねぇな!どうなってんだ。バカが!

〇:すいません…

⬜︎:あぁ〜あ、やってらんねぇ!帰る!

ガチャ

バン!

☆:まぁ、成長したよ。お疲れ。

◇:あの人なりの言い方だから。気にしないで。
  お疲れ。

ガチャ

△:おい、〇〇呑みに行くか?

〇:いいっすね!

飲み屋にて

〇:スゥ〜フゥ〜

〇〇はタバコを吸っていた。

△:さあ、飲め。

〇:あ、ありがとうございます…

ゴクッゴクッ

〇:ハァ、ビールうま。はぁ、菅原さん、俺どうすりゃいいっすかね…

△:あのな、お前は焦りすぎだよ。
お前らしい笑いをやらんと、ウケねぇぞ?

〇:俺らしい笑い…

△:そ。▷さんの笑いじゃなく俺の笑いでもなく井上〇〇らしい笑いをね。

〇:は、はぁ…

△:後な、顔怖いの。 
ずっと真面目顔なの。そうじゃなくてもっとさ、フラットに行こうぜ。

〇:なるほど。
  あぁ、そういや姉にも言われたな…

ーー------------------ーー

和:あのさ

〇:ん?なに?

和:私さ、見てて思ったんだけど
  〇〇って顔怖いよね。

〇:そう?

和:なんか怒ってる感じがする。

----------------------

〇:ってなって

△:とにかくそう思われってんだったら直せよ。

〇:はい。

△:後、言い忘れてたけど俺はな、お前のアドリブ性をかってんだよ。頼むよ?"相棒"

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〇〇はコントをするためには観察が必要だと感じた。

夜の街で

〇:なんか、ないかな…ん?

サ:うぃ〜今日も飲んじやっだぁなぁ
  だめだっでいっでどぅどぉでい…ゔっ…

サラリーマンはバケツの近くに行き

サ:ゔっ、うぇ〜うぉえ〜っ

とゲロを吐く

〇:なるほど、こういう酔っ払いか

また、別の日では

〇:和、ちょっと付き合って。

和:どした?

〇:ラーメンを食いに行こう。

和:ラーメン!行く!行く!

2人はラーメン屋へ行き

〇:ふぅ…

和:あんたさ、別の意味で来たでしょ?

〇:うん。バレた?

和:まぁ、いいや。

婆:あっあのぉ〜ご注文はどうしますか?

〇:あ、え〜っと…じゃあ醤油ラーメンで。

婆:え?なんですって?

〇:だから、醤油ラーメンで

婆:え?

〇:醤油ラーメン!

婆:あぁ、醤油ラーメンね。そちらさんは?

和:私も同じやつで。

婆:はい。わかりました。

〇:和のは聞こえんだ笑

数分後

カタカタカタカタカタカタ

婆:はい、お待ちどうさまでございます。

〇:あぁ、めっちゃ震えてるよ!

婆:あぁ、すいません。今、もう一つ持ってきますから。

スッ

婆:はい、どうぞ。

そういって婆ちゃんが戻ってく。

〇:女好きの人か。なるほど。

和:いただきます。

〇:ん。いただきます。

ズルルルルルル

〇:ん〜うまい!

別の日では。

〇:すいません。乃木坂まで乗せてって欲しいんすけど…

タ運:あぁ、乃木坂?乃木坂ってどこですかね?

〇:え?わからないんですか?

タ運:あぁ、すんませんねぇ…
最近田舎から出てきたもんで…
右も左もさっぱりわかりませんもんでねぇ。

〇:なるほど。田舎から来た人か。(ボソっ)
まぁいいや。そこまで案内しますんで。

タ運:あぁ、すんません。本当に。したら行きやっせっと。

----------------------
その週の放送で

〇:なぁ、あそこにはなにがあんのかな?

△:行ってみるか?

〇:あぁ、行ってみよ!静かにね。

△:ラジャー

△・〇:ソオ〜ッ

虎:(いかつい感じで)ガルルルルルルル。

△・〇:うわぁ〜!虎かよ!

子達:ワハハハハハ!

△:みんなは虎に近すぎないようにね?

〇:うるせぇ!

といって〇〇が△を叩く。

子達:ワハハハハハ!

〇:はい、コマーシャル。

舞台袖では

△:お前、成長したな。

〇:いや、まだまだです。これは、菅原さんとだから笑ってもらってるんです。もっと1人の時でも笑わせないと。

△:そっか、なら頑張らんと。

さらにまた1年後のある週の木曜日

テレビ局の会議室で

放送作家を交え、5人はその週のコントの構成を練っていた

⬜︎:う〜ん…なんかねぇかな。

☆:んぐぁ〜がぁ〜

⬜︎:ゴラ!☆☆!寝てんじゃねぇ!

☆:んぅ…あぁ、ごめん…

◇:今週は、この技をやってみるか…

△:なぁ井上、将棋しね?

〇:その案、乗った!

数分後

〇:乃木坂の一丁目〜王手!

⬜︎:井上、その歌なんだ?

〇:ん?なんか歌ってました?

△:乃木坂のなんとかって歌ってたじゃねぇかよ。

〇:あぁ、乃木坂地区ではこの歌を祭りの時に歌うんですよ。

△:へぇ、面白いな。

⬜︎:お前、今週それ歌ってみろ。

〇:え〜っ…

その週の土曜日の放送の中で

⬜︎:はい。ありがとう。今週はこれにて終了!

〇:はい、ちょっとまって。

子達:…

〇:はい、今日はこれじゃおわんないよ?

そういって〇〇は法被姿になり

〇:皆さま、お手を拝借。

パパンパン

パパンパン

〇:乃ぃ〜木ぃ〜坂ぁ〜庭先きゃぁ〜
乃木神社ぁ〜めちゃくちゃぁ情けが厚い
乃木坂のぉ4丁目!そぉれ!乃木坂の4丁目!

⬜︎:はい、ありがとう。

〇:はい、終わりゃしないよ?

といってもう一枚脱ぎ、法被姿になる

〇:乃木坂の3丁目ぇ〜ちょいときちゃってぇ
一度は来てみぃよ!
  3丁目!そぉれ!乃木坂の3丁目!

⬜︎:はい!終わりましょうね!

〇:いや、待て!とっておきの切り札を出してやる!そりゃ!

といって〇〇は白鳥がついたバレリーナ姿になった

被りものを被って

〇:(変な声で)めっちゃ可愛いでしょ?
ワァオ!乃木坂の1丁目!ワァオ!
イッチョメ!イッチョメ!ワァーオ!
ノ!ギ!ザカ!ワオ!乃木坂一丁目ぇ!ワァオ!

テレビの前では

和:ゔぅ…〇〇ぅ…変わったね…
  面白い…面白いよ!〇〇!

放送終了後

〇:ふぅ…楽しいな、コントって

△:お前、笑顔になれたな。やっと。

プルルルル

〇:ん?和?

ガチャ

〇:どした?

和:今週のあんた、グスッ…
  めっちゃ輝いてたよ。

〇:あ、ありがとう。
  和のおかげで変われたよ。ありがと。

=================================
現在

子供達が寝た後、和はある人に電話していた

プルルルル

ガチャ

和:もしもし?〇〇ごめんね?こんな夜中に。

〇:んん?別に良いよ。どした?

和:今日の放送見たよ。

〇:あぁ…どうだった?

和:ねぇまた私のこといじったでしょ!

〇:いやぁ、いつ会ってもいじりがいがあるなぁと思って

和:でも、あんたは変わったよ…
  子供達爆笑してたもん

〇:あのさ、いつになったらあんたの孫の顔見れるわけ?会いたいよ!

和:ダメ、今は。
  会って宿題とかしなくなったらどうすんの?

〇:そのときはその時だろ。
俺と会っても宿題しなかったらこういってやるもん。

和:なんて?

〇:『あんたらのばあちゃんがそういうとをしてこなかったからあんたらにそれがうつったんだよ』って

和:ねぇ、嘘を教えないで。まぁ、良いや
  あんた、やっぱり面白いね。暗黒期より。

〇:そりゃあ、あの時助けてくれたのは"井上和"という存在があってこそなんだから。

end

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