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いい天気をつかまえる

帰国して2週間経った。隔離期間も終了。
だからと言って、用事がない限り出かけないが、やはり気分はいい。毎日の保健所への体調報告もしなくていい。

今日は、気持ちのよい秋晴れ。
窓からカエデ並木が見える。少し標高の高いところなので、すでに色づいている。太陽の光にきらきらと照り映える。

私が単身でメキシコにいた間、夫は効率的に家事をこなしていたみたいだ。家の中が全体的にきれいなので内心で驚いた。
でも、少しだけほこりっぽい。くしゃみがよく出る。
そこで、毎朝、掃除機をかける。あからさまにならないよう、夫が子供を保育園に送りに出かけたら、掃除機のスイッチを入れる。
それから、今日のように天気のよい日は、布団を干して叩く。
これを続ければ、そのうち、くしゃみは止むだろう。

布団を干すなんて、いかにも日本に帰ってきた気がする。
そして、空模様に左右されるのも、日本の日常。
朝晩、天気予報を確認し、見通しを立てる。外出の予定、子供達の支度(服装、傘・長靴)、洗濯などの家事。気温も日ごとに変化する。

メキシコ中央高原では、だいたい毎日晴れていた。同じ空の繰り返し。季節による寒暖差も日本ほど大きくない。
晴れをありがたいとも思わず、カラッと乾いた空気を当然と感じていたのが懐かしい。

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