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名古屋で一番高い山?喫茶マウンテン

異次元空間は、世界のヘンテコを追う同人誌「異次元空間」のオンライン版で、風変わりな場所と構造物の紹介がメインです。

日本で一番高い山は現在富士山とされており※、お札や絵画に描かれるなどで広く親しまれているが、名古屋には数々の登山者をくじき、遭難者を出してきた山があるという。

今回の異次元空間では、名古屋は八事にある喫茶マウンテンを紹介する。

※筆者注:日本一ではない時代が存在する

地下鉄のいりなか駅または八事日赤駅から住宅地の路地を歩くこと数分。

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この味のある大きな看板が店の目印である。山が高く高くそびえている。

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看板に描かれている山小屋風の建物が喫茶マウンテンである。なお、実際に背後にあるのは高い山ではなく名古屋市立滝川小学校だ。

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中に入ると、文字びっしりの立て看板が出迎えてきた。

カボチャしるこスパ
イチゴスパ
白湯寄せ鍋スパ
……

何やら怪しい単語が並んでいる。

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サボテンピラフ、チャーハン風ショートパスタ、アイスカレーマウンテン、イカスミぞうすい……

整然と文字が並ぶメニューの中にはいくつか気になるメニューがあるものの、画像は無く、初の登山者には内容が想像しづらい。

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コーヒーフロートを頼んでみたところ、アイスクリームが大きすぎてグラスに入らず、完全に宙に浮いていた。文字通りコーヒーフロートである。

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なぜここが遭難者続出の高い山なのかといえば、このポイントカードならぬ登山記録によるものだ。

甘口抹茶小倉スパで1合目。
甘口バナナスパで5合目。
甘口キウイスパで7合目※。
甘口イチゴスパで登頂。

なお、食べる順番は指定されていないため、いきなり甘口イチゴスパで登頂することもできる。

※現在甘口メロンスパはありません。

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1合目の抹茶小倉スパ。

小倉が乗った抹茶味のスパゲティと、生クリームのハーモニー。

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5合目の甘口キウイスパ。

キウイが乗ったスパゲティと、生クリームのハーモニー。

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7合目の甘口バナナスパ。

バナナが乗ったスパゲティと、生クリームのハーモニー。

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ラストの甘口イチゴスパ。

イチゴとキウイが乗ったスパゲティと、生クリームのハーモニー。

なお、このメニューは冬季限定で、GW前には販売終了とのこと。登山者は注意されたい。

ひととおり登山者向けメニューを見てきたが、我こそはという物好きな登山者は挑戦してはどうだろうか。喫茶マウンテンでは冒頭に紹介したような普通のメニューも多数あるので、単に喫食のために訪れるのもいいだろう。

名古屋で最も高い山、喫茶マウンテン。

日本にはまだ見ぬ不思議な光景があるものだ。

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