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日記 2024/02/14

2024/02/14(火)
 なんだか眠るのが怖くなってしまった。目を閉じるのが怖いし、寝落ちる直前でなにか危険を感じたかのようにビクリと反射的に目を開けてしまう。布団に横たわった時点で自然と涙が流れる。ぐちゃぐちゃになる。たまらなくなって本を読むことにした。「夜明けのすべて」読了。一冊読み切った。読書ができて良かった。まだ言葉が分かる状態で良かった。物語の中に入っている間は余計なことを考えなくて済む。物語を通じて自分を振り返るようなときでさえ、同じようなことを考えていても自分一人でいるときよりなぜか前向きになれる。
 眠るのが怖いと言いつつ、そこから3時間半くらいは眠って、家を出る10分前に起床。
 朝食、なし。食欲がないことに安心したのもあって食べなかった。
 通勤するも、前の車が普段より遅くてやけに時間がかかるように思える。ギリギリに家を出たせいで遅刻するんじゃないかと不安になり、苛立つ。早く出たら良いのに。無駄なストレスを生んでしまった。
 仕事中、大きめのトラブルに見舞われる。主な落ち度は向こうにあるとはいえ、私がもっと確認を怠らなければ未然に防ぐことができた。胃が痛いな……。しかも対応のしかたを少し間違えてしまった。自分の力でなんとか頑張ろうと思ったのだけれど、トライ・アンド・エラーがまだまだ必要なのだろうな。
 トラブルのお陰でまだ食欲がない。ホッとする。パンを一つ食べた。
 普段の半分くらいの時間しか眠っていないせいで、午後はやたら眠かった。残業はきっぱりしないと決め、定時になった瞬間退勤。とても眠いのに横になって目を閉じることを思うとなんとなく怖くなる。そして空腹感はあるのにまだ食欲がない。途中まで喜んでいたけれどなんだか不安になってきた。昨日あれだけ食べたので別に食べなくても平気だとは思うが……。まさか食事、睡眠、入浴。生活に必要なことがほとんど恐ろしくなってしまうなんてね。
 友だちからスプラトゥーンのコンビニくじに出会えないと連絡が来たのでわたしも数店舗回ってみる。どこにもない……。数日前に見かけたときすぐやっておけば良かった。そして驚くべきことにコンビニを回っていてもなお夕飯を買う気にならない。もう、節約は諦めて今日も喫茶店に行こう。喫茶店ならすぐに食べたいものが浮かばなくても、珈琲を飲んでゆっくり考えることができる。
 メニューをめくってみてもやはり食べ物を食べる気になれなかったのでひとまず珈琲を飲みながら読書をすることにした。「一瞬の風になれ」ついに第三部だ。

 しばらくして、またメニューをめくる。勇気を出してボロネーゼを注文して食べた。おいしかった。最近の食事は胃の中に食べ物を詰め込む作業で、噛むことも味わうこともろくにしていなかったなと気付いた。弾力のあるパスタをしっかり噛んで食べた。広い皿にちょこんとのったボロネーゼは、圧迫感がなくて良かった。

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