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日記 2023/12/20 夜活

待ちに待った水曜日。朝からわたしは意気込んでいた。

なんとしてでも今日は、今日こそは、レイトショーへ行く。

なぜこんなに躍起になっているかというと、月曜に一度作戦を失敗しているからだ。行けたら行こう、くらいの気持ちだったのにいざ行けないとなると無性に悔しくなってしまった。
今日はもう無理矢理にでも仕事にケリをつけて映画を観に行くぞと固く決心する。

そして無事、定時に退勤。ヨシ!

映画の前にご飯と風呂を済ませておき、帰ってきたら即寝られるようにする。
道中で夕飯にお惣菜を買う。案の定買いすぎた。左手に天丼、右手にかぼちゃコロッケ。かぼちゃコロッケを見た瞬間、左手に持っていた天丼のことをうっかりど忘れしてしまった。しかし余裕で完食。胃イジメを早急にやめたほうが良いな……そこはかとなく胃もたれを感じつつ風呂もやっつけた。

レイトショーというこのカタカナの響きがたまらなく好きだ。浮かれてしまう。めかしこんで行きたいところだけれど、帰ってきてすることを極力減らしたいのでラフな格好で行くことにする。

「ゴジラ -1.0」を観た。お、面白かった…………。
手に汗握る展開とはまさにこのことと言わんばかりの手汗をかき、息を呑んでスクリーンを凝視していた。
ゴジラは時代背景によってテイストが少しずつ違うのが魅力のひとつだと思う。 鎮圧に全力になるか、ゴジラが出てきてしまう根本的な原因まで追求するかが科学等の発展具合や人間の精神的な余裕によって違う。 今回は前者寄りで、ここから先の時代で後者の側面が見えていくのだなという予感を残す。
戦後という時代、戦中は意思とは関係なく死ぬ気で戦い、戦後の今はこれからを生きるために、生きたいから戦う。戦う意味の差異が描かれていて良かった。

映画館を出ると、同じ映画を観ていたであろう私と同じ歳くらいのふたり組が手を振りサッと各々の車に乗って帰宅していった。この別れ際の潔さがなんだか見ていて気持ちよかった。

クリープハイプのナイト・オン・ザ・プラネットを聴く。なんとなく、レイトショーのイメージ。

夜活、想像以上に楽しかった。また近いうちにやろう。

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