見出し画像

不立文字

不立文字(ふりゅうもんじ)という言葉があります。


意味は「文字を立てない」ということ。
禅宗では言語や文字から学ぶより、直接体験するということが重要と言われており、所謂禅語の一つです。

つまり、文字や言語では真理を表すことができないということです。

そして、臨済宗における禅問答においては、正解というものがなく、「自分がどう感じたのか」が重要となり、

正解を外に求めるのではなく、その問題に向き合った末の内なる思いが、あえて言うのであれば正解ということなのかもしれなと言われています

禅宗の教えには

今回、お話にした「不立文字」の他にも

「教外別伝」
「直指人心」
「見性成仏」

がありますが、これについては気分がのればお話をします。