- 運営しているクリエイター
#すばる
昼休みに太田靖久「ひひひ」を読んだ(2021年8月号「すばる」掲載作品を読んで)
昼休みに読んだ「ひひひ」は短編ながらも二十年の時が流れている。
タイトルや内容的にも「ののの」のスピンオフ的作品というか「ののの」の世界を彷彿とさせる箇所があるのだが、「ののの」を仮に読んでいなくても、この「ひひひ」にはひとつの世界が構築されているし、一方で「ののの」の世界へもいざなってくれる。
太田靖久氏が2010年に『ののの』で新潮新人賞でデビューした時のインタビューのタイトルは「僕の小説