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連載小説

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記事一覧

連載小説 口は幸せのもと

文=にら (N高7期・ネットコース) 人混みの中、のんびり歩くのは申し訳なく感じたため、私…

二杯の珈琲 【第二話 凪の狭間でココアを】

執筆=𠮷川幸歩(N高7期・通学コース) 第二話 凪の狭間でココアを波が海水を寄せる音がする…

連載小説 逃避行

文=青西04 (N高7期生・ネットコース) 最終話 過去から逃げたい男 その日の車はラパンで…

連載小説 口は幸せのもと

文=にら (N高7期・ネットコース) 「……メンチはどこだ?」 お盆には味噌汁とご飯、そし…

恋をした。3ーもう一度ー

文=ひーさん(N高6期生・通学コース) 今の時期は肌寒さで目が覚める。 今日の朝ごはんは、…

【連載小説】人工幼なじみ Ver.3.0

文=江畑終太郎(N高6期生・ネットコース) 『僕』は高校生。 『君』は人工幼なじみ。 ↓前…

連載小説 逃避行

文=青西04 (N高7期生・ネットコース) 第三話 家庭から逃げたい先生 細長い木の枝みたいなやつ、どこかに落ちてないかな。 SAの自販機の前にひざまづいて途方にくれる。 ここで十円を失うのは痛い。 かといって自販機の下に手は入れたくない。毒蜘蛛とか、いるらしいし。 「あの、すみません。助けてくれませんか。」 助けてもらいたいのはこっちなんだよな。 そう思って振り返ると、そこには眼鏡をかけた男性。 なんか先生みたいな人だな。 「海まで行きたいんです。乗せ

連載小説 口は幸せのもと 第2話

文=にら (N高7期・ネットコース) 「いらっしゃいませー」 案内されたのは一番奥のカウン…

二杯の珈琲 【第一話 カフェラテの恋煩い】

取材・文=𠮷川幸歩(N高7期・通学コース) 第一話 カフェラテの恋煩い 喫茶店シェアトの扉…

恋をした。2ーいってらっしゃいー

文=ひーさん(N高6期生・通学コース) おばあさんへ 夕日が沈む時間は妙なことを思いつく。…

【連載小説】人工幼なじみ Ver.2.0

文=江畑終太郎(N高6期生・ネットコース) 『僕』は中学生。 『君』は人工幼なじみ。 ↓前…

連載小説 逃避行

文=青西04 (N高7期生・ネットコース) 第二話 煩悩から逃げたい女 牛の青年の次に乗せた…

恋をした。1.ーちいちゃい宝物ー

文=ひーさん(N高6期生・通学コース)  見慣れた景色や街並みに黄金が溢れるこの時期。緩く…

二杯の珈琲 【プロローグ】

著=きほちゃ(N高7期・通学コース) プロローグ シェアトの声 店があるのは、街から少し離れた路地の裏。 空が光を落とすと、辺りを照らす街灯が道を示すようになる。 今日も道を照らす明かりを反射した、白雪を踏みしめて扉を開けた。 ドアノブが冷たいせいか、手がキリっと痛んだ。何度触っても慣れないが、この痛さを感じられるのも今日で最後だ。 店内に足を踏み入れると、途端にコーヒーの香ばしい香りと客の声が耳に入ってくる。 奥には客を待っているかのような、ずっしりとした本棚