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取引先担当者は、自社の営業マン

これまで大企業から中小企業のいろいろな人達と仕事をしてきました。
主に製造業の人達と関わってきたので、その中で感じた事を記したいと思います。

大企業から受注製造している会社(下請け)になると取引先担当者との関係構築が重要になってくる。取引先担当者も各部門にそれぞれ専任者が担当している。
例えば、資材調達部門(発注窓口)、生産管理部門、品質管理部門、技術部門などそれぞれの担当者が存在しているのが一般的です。
また、商社関係の取引なら、担当窓口は一本化されていいる場合もある。

大企業取引先の人達と仕事をしている中で、自社の一緒に仕事しているメンバーなどもそうですが、取引先担当と業務のやり取りをしていますが、単純に応じているだけかと思います。
ましてや、品質部門などは、不良品の問題で報告書作成やら定期的に定例会開催など、やることが盛り沢山で製造部含め面倒と思っているメンバーもいるのも事実です。実際、事前の準備で資料作成とか、当日も数時間高速されることになろますからね。取引先も、複数社あるのが普通です。

ここでもう少し思考を深めると、相手先となっている担当者は自社の営業マンを担っていると考えることもできます。

例えば品質部門担当者であれば、
年間活動として各取引先(下請け先)の品質改善活動を立案して実行していくことになる。品質改善活動が担当者の主業務であり、その成果が業績評価に反映されることになる。したがって、その担当者の業績がプラスとなるように自分達の品質改善活動の報告を行うことが重要となってきます。

品質部門担当者の立場で考えれば、品質が悪かったり、なかなか改善活動が出来なかったり、報告が遅かったりしていると社内的に業務が上手く出来ていないと思われ立場や評価が悪くなってしまう。もっと言うと、担当者の年収に影響が出る可能性も出てくる。

自分達の行動如何によって、『味方にする』のか『敵にする』のかとなる。
味方にできれば、優秀な自社の営業マンとすることができる。
何故なら、担当者の成果や業績に繋がるようなことができれば、付き合いを継続したくなるだろうし、自分の業績向上のために社内的に営業活動してくれることになる。

反対に、敵にした場合は、担当者は自分の評価にマイナスとなるから率先して取引停止を提案していくことになる。

まとめ
取引先担当者とのコミュニケーション関係構築も大事ですが、その担当者の業績評価を向上できるように取り組むことで自社の優秀な営業マンとすることができるようになります。
意外と、こういったことに気がついていないと思います。
但し、取引先担当者は良い人ばかりではなことに注意が必要ですがね。

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