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過敏性腸症候群(IBS)とは?

こんにちは!医療ヘルスケア同好会です。
8回目の医療情報記事は、記事執筆初担当の あり がお送りいたします。
ぜひご覧くださいませ!
記事は私を含めた5人の運営メンバーで順に投稿しています。宜しければ他の記事も読んでみてくださいね!

今回は『過敏性腸症候群(IBS)』についての記事となります。
現在、日本人の10人に1人が過敏性腸症候群の疑いがあるともいわれています。あなたの周りにも悩んでいる方がいるかもしれません……。

※この記事は病気の治癒を保証するものではありません。

過敏性腸症候群(IBS)って?

『過敏性腸症候群』という病名に聞き覚えがあるという方はいらっしゃるでしょうか?
初めて聞いたという方は、聞き馴染みの無い単語が並んでいてなんだか重大な病気のように感じられるかもしれませんね。

大まかに言ってしまえば、過敏性腸症候群とは
『検査では大きな異常がないのに、慢性的な腹痛や便秘、下痢などの異常が長期間続く状態のこと』
です。

便通の状態などによって
『下痢型』『便秘型』『混合型』『分類不能型(ガス型)』
の4タイプに分けられ、それぞれ症状の出方も異なってきます。

具体的な症状は?

過敏性腸症候群はタイプによって症状が異なり、また個人差も大きい病気ですが、どの症状もストレスや、お手洗いに行きにくい環境で悪化することが多いようです。

『下痢型』であれば、激しい腹痛の後、水や泥のような状態の便をたびたび繰り返すのが特徴の1つで、男性がなりやすいと言われています。

『便秘型』は大腸の動きが弱くなり、ウサギのようなコロコロした形状の便になる傾向があり、女性がなりやすい症状です。

『混合型』は下痢と便秘を繰り返し、若い方に多いとも言われています。

最後に『分類不能型』ですが、上記の3つには当てはまらないもののこととなります。分類不能型ではガス(おなら)に関する症状に悩んでいる方も多く、紹介した4つの型に加えて『ガス型』と分類することもあります。お腹が張ったり、おならが頻繁に出るのが特徴の1つです。

何故IBSが起こるの? 原因は?

現在、過敏性腸症候群を発症する原因は分かっていません。
しかし、ストレスとの関連が強いことは明らかになっているようです。
私たちは、ストレスによって不安状態になると腸の収縮運動が激しくなり、それと同時に痛みを感じやすい知覚過敏状態になります。
このような症状が一般の人よりも強く出ることがIBSの特徴です。

IBSの予防・治療法は?

ここまでの記事を読んで、もしかしたら自分のあの時の症状は過敏性腸症候群だったのかもしれない……。そんな風に不安になった方もいるかもしれません。
上記でも述べたように、過敏性腸症候群はストレスと密接に関係があります。そのため、ストレスを減らすと共に、規則正しい生活をして自律神経を整えること等が症状を引き起こさないための一番の対策となります。
また、不調が続く場合は他の病気が隠れている可能性も考えて受診をすることも大切ですね。薬物療法や食事療法、運動療法なども、必ず医療従事者の指示に従って行うようにしましょう。

まとめ

過敏性腸症候群について、お分かり頂けましたでしょうか?
お腹や便通、ガスなどの不調や悩みは生活の質(QOL)を大きく下げてしまうこともあるのに関わらず、センシティブな問題のこともあり一人で抱え込んでしまうことも多いかと思います。
この記事が過敏性腸症候群について知るきっかけになると同時に、症状に悩んでいる方の相談、受診のきっかけになれば何よりです。

それでは、今回の私の記事はここまでにさせて頂こうと思います。

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それでは、次回の記事もお楽しみに!

参考サイト

日本消化器病学会ガイドラインhttps://www.jsge.or.jp/guideline/disease/ibs.html

あなたの過敏性腸症候群はガス型?過敏性腸症候群の症状・原因・治し方についてhttps://soujinkai.or.jp/himawariNaiHifu/ibs/#%E2%91%A0%E3%80%80%E4%B8%8B%E7%97%A2%E5%9E%8B

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