鉄鋼(日鉄)はトヨタから難問を投げかけられた

トヨタはEVの製造コストを引き下げるためにギガキャストと言う製造方法を導入すると発表した。一義的にはプレスマシン製造企業と金型製造企業に負担がかかります。次にその素材(熱延鋼板、冷延鋼板)を製造する鉄鋼の番になります。通常は固くて、衝突時の瞬間だけ軟らかくなると矛盾した性状の鋼の製造に取り組んできた。また軽量化のためにドアパネル用鋼板をテーラードブランキングと言う鋼板製造のためにレーザー溶接技術のレベルアップを図って来た。ドアパネルの周辺部は板厚を高め、中央部は板厚を低めることが軽量化につながると言われ、実際にどのように溶接されるのかを名古屋製鉄所で見た経験がある。板厚の異なる鋼板を境目なく溶接する技術開発と同じような努力を求められ、成果はトヨタに持って行かれることになる。
ギガキャストでは鉄鋼だけでなく、アルミを取り込まないと実現不可なので嫌々ながら神戸製鋼の協力を仰がなくてはなくなる。

ギガキャスト実現のアイデアは??

日本には折り紙と言う優れた工芸を産み出す素養を持っており、その素養を進化させて来た技術を活かすことが一助になると考えます。ギガキャストを実現できる技術開発はしっかりと特許化する必要があります。

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