ハリウッドスター 早川雪洲の再発見
NHKの番組『偉人の年収』はハリウッドスター 早川雪洲を取り上げていた。早川雪洲と言えば『戦場に架ける橋』の捕虜収容場(鉄道橋の建設現場)の所長のイメージしかなかった。早川雪洲はチャップリンと同時期にハリウッドで活躍した俳優で年収はチャップリンを超えていた。当時の米国では黄色人種は白人より数段も低く見られていた。雪洲はお城のような豪邸を建て、さまざまな人を無料で招待した。そして珍しい食べ物をお客さんに提供し、日本人に対する偏見を緩和して行った。当時、黄色人種は道路の片隅しか歩けなかったのを雪洲の態度に感化されて、道路の中央を歩けるようになったと日本人が述べている。三船敏郎、渡辺謙等の俳優が米国映画に出演しているが一般市民の処遇改善に影響を及ぼしていない。
アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた日本人第一号です。惜しくも受賞は逃したが同伴を雪洲から求められた奥様は「私はあなたの影で十分です」と言ったらしい。
「戦場に架ける橋」の収容場所長として期日までに橋を完成できなかった責任を取るために自決する演技が米国で高く評価されて、アカデミー賞のノミネートにつながった。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?