人間の愚かさの象徴か? ウクライナやガザの蛮行??

概説


ウクライナ侵攻も2年経過、ガザ侵攻も2ヶ月経過、様々な調停が試みられたり、国際機関からの注文が付くも一向に改善する気配なしです。
わが国には「仲裁は時の氏神」と言う言葉があり、熱くなっている双方の意見を聴きながら怒りを鎮めるのです。仲裁人に思いきり自分の主張をぶつけることで主張の矛盾点に気付き、心の乱れを収めることで仲裁人の裁定に納得感を得ることができる。
ガザへの攻撃の背景にイスラエル人のホロコーストの恐怖心が蘇ってくるのですが、ホロコーストを体験した人も少なくなっている。がイスラエル政府が行って来た教育の弊害も無視できません。ユダヤ人の虐殺に手を染めたドイツの一般市民には民族の浄化と言う考えがなかったが、ナチス親衛隊の圧力やヒットラーの演説に「そうかな? そうなんだ!」と言う考えが染みついてしまった。これが情宣活動(プロパガンダ)の怖さです。北朝鮮の生活の悲惨さを垣間見ることができる私達には「あんな生活に堪えられるね!」となるが、北朝鮮の人達には「関係ないだろう」となるのか。
米英諸国の半植民地化していた中国の独立を目指して活動していた孫文らを応援したことに中国指導者層(毛沢東、蒋介石)は感謝していた。莫大な戦時補償を放棄したことに表れている。その後、対米従属に嫌気がさして、日本嫌悪政策、日本蔑視教育で親しい隣人感情が薄れてしまった。

ウクライナ侵攻とロシアの関係は?

ロシアは帝政時代にユーラシア大陸の大半を国土としており、かってはモンゴル帝国に蹂躙された歴史もある。私達が東欧諸国と呼ぶ地域はロシア帝国の一部でした。そこで生活している人達もモザイク状になっており、現在の国境線で仕切ることは難しい。東京オリンピックの女子体操の華ベラ・チャフラスカさんはチェコスロヴァキア代表だったが、現在はチェコとスヴァキアに分かれている。帝政ロシア復活を目論んでいるプーチン大統領にとってウクライナ侵攻は庭の草むしりでしかない。後は戦費や戦死者の負担に耐えられず市民の反プーチンの嵐を巻き起こすしかないか?

アメリカ合衆国の立ち位置もぐらぐらしている

合衆国はユダヤ人の影響が強く、ガザ攻撃にしぶしぶ付き合っているがウクライナとガザの二正面攻撃に老齢のバイデン大統領はふらふらしている。
11月の大統領選挙に向けてトランプ元大統領の動きが気になっているようだ。以前だったら世界の警察官を自認して、至る所に口や手を出していたが9.11同時多発テロで味噌をつけて男ぶりを下げてしまった。

わが国の立ち位置はどうあるべきか

日露戦争までは極東の小国と軽く見られていたが、勝利が目に見えると米国が講和会議を設定するまでになった。頭に乗り過ぎて、中国⇒東南アジアと手を広げ過ぎて、1945年夏に無条件降伏する。指導層の大幅入れ替えで、東南アジア諸国も日本の後に続けと奮起し、中東諸国も日本に熱い視線を向けていた。戦後、80年間も他国に一発の銃弾を浴びせていない我が国に「仲裁は時の氏神」の役目を期待していると思われる。岸田総理を始め、国会議員は自分達の懐勘定ばかりせずに、世界の平和実現に汗をかいたらどうでしょうか??

岸田総理はG7サミット等に出席はすれど、効果的な施策を実現出来ていない。ウクライナ訪問も遅くて、世界にアピールできていない。



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