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Nサロンゼミ:【伝える】自分の文才の見つけかた(オンライン開催)

Nサロンでは、毎日をもっとクリエイティブに楽しくするためのゼミを3つ用意しています。ゼミのテーマは「考える」「伝える」「巻き込む」。今回は「伝える」力を磨くゼミ、自分の文才の見つけかたについてご紹介します。

■概要

noteで大好きな家族とのエピソードなどを書き、多くのひとから愛されている作家の岸田奈美さんを講師にお迎えします。岸田さんいわく、文章力とは「国語力(伝わる文章を書く力)」+「文才(おもしろさ)」とのこと。第1回では人に伝わるシンプルな文章の書き方を学び、第2回・第3回ではその人らしい「おもしろさ」を深掘りして、自分の文才を磨いていきます。

【開催日程】
2020年5月21日(木)19:30〜21:00 (開場19:00)
2020年6月4日(木)19:30〜21:00 (開場19:00)
2020年6月18日(木)19:30〜21:00 (開場19:00)
【オンライン配信】
Nサロンメンバー限定Zoomおよびfacebookグループ
オンライン体験について詳しくはこちらをご覧ください
【参加条件】
Nサロンメンバー(5月10日までメンバー募集中

■講師紹介

岸田さんプロフィール2

岸田奈美さん
作家

1991年神戸生まれ。大学1年生でベンチャー企業「株式会社ミライロ」に入社し、広報として10年間の活動後、noteを書きはじめ、半年で作家として独立。車いすユーザーの母、知的障害のある弟、亡くなった父のことなど、大好きな家族のことを主に執筆。「文藝春秋」2020年1月号巻頭随筆、「講談社 小説現代」連載、「前澤友作 エッセイ」連載 等。

■講師インタビュー

ゼミのテーマである「伝える」ことについて、講師の岸田さんに聞きました。

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──子どもの頃から、言葉で思いを伝えることは得意でしたか?

子どもの頃から本が好きで、自分よりも年齢が上の人たち向けの本をよく読んでいました。クリスマスにも図鑑をねだりました。でも、根っからの本好きというよりは、本が好きだと言って感想を伝えると両親や周りの大人に褒めてもらえて、嬉しかったからという記憶があります。

思いを言葉にするという点で、作文などは嫌いではないものの、得意という自覚もありませんでした。どちらかというと小学校低学年からインターネットのチャットにハマって、そこから「チャットで見ず知らずの人と文字で会話する」「マンガやアニメが好きな人同士で二次創作の小説サイトをつくる」「オリジナルのキャラクターの設定を考えて、リレー小説に参加する」などのサブカル系の趣味にはまっていきました。

──作家活動に至るまでに、岸田さんご自身は文章を書くことを勉強したりトレーニングされたことはありますか?

文章力を上げる、という点でこれといってトレーニングをしたことはありません。しかし、大学入学と同時に創業メンバーとして参加した株式会社ミライロで、広報の仕事をするにあたって、練習する間もなく実践に放り込まれ、社会で通用する文章を一生懸命つくっていきました。

一番成長したのは、会社の上司に読んでもらい、率直なフィードバックをもらったことかもしれません。それから、プレスリリースを書くとなればA4用紙に文章を収める工夫、SNSを始めるとなればSNS映えする文章の工夫、など、舞い込んできた業務にあわせて自分なりに文章を工夫していきました。そうするうちに自然と文章力と呼ばれるものが身についていったイメージです。

──企業の広報担当だった岸田さんが、noteを書き始めたきっかけはどんなことでしたか?

仕事上でFacebookをよく使っていて、繋がっている人もかなり多かったので、日記をFacebookにアップしていました。最初は内輪向けに、日常であったことをおもしろおかしく書いていただけなんです。

そのうちに、出版やPR関係の人たちから「岸田さんの日記は本当に文才がある」と褒めてもらえることが増え、シェアやコメントの数も日に日に増えていきました。「それなら、もっと多くの人に読んでもらおうか」と思い、noteに書くようになりました。

──岸田さんのnoteの内容はご家族の話が中心になっていますが、その理由があればお聞かせいただけますか?

私は、私の好きな人やモノを、世の中に自慢=プレゼンして、共感してもらうことが生きがいです。私にとって家族は自慢したい存在だからです。今はたまたま家族の話が目立っていますが、旅行でも、会社でも、影響を受けた人でも、なんでもいいと思っています。

そもそも「アメトーーク!」のように、人が異常な愛で語っている、というノリが本当に好きで、私もそうありたいと思っているので、その軸さえブレなければ今後は何を書いてもいいと思っています。むしろ「障害者の家族」としてだけ捉えられるのはすごく嫌なので、家族の話は減らしていくかもしれません。

──今回の講座を通して、受講者の方に一番伝えたいことはどんなことですか?

自分の好きなことを、好きなように書いて、人から褒められたり共感されたりすることほど、幸せなことはないと私は思っています。じゃあそれがバズるか、お金になるか、というのはまた違うお話なのですが、それでも、書くことを仕事にしていくのであれば、自分の”好き”という軸は必ずもっておいた方がいいです。

自分の文章を愛する、文章力をアップするための一番のモチベーションをまずはもってみる。そういう一歩の踏み出し方を、お伝えしたいと思います。


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■Nサロンの申し込み

Nサロン第3期メンバーになるには、以下のリンクよりお申し込みください。先着100名限定、お申し込みには日経ID(無料)が必要です。2020年5月10日(日)が〆切です。

■他にもこんなゼミがあります

【考える】スタンフォード式 人生デザイン講座 Nサロン特別版(講師:東洋大学 非常勤講師 / グロービス主任研究員 武井涼子さん)


【巻き込む】【超実践編】周りを巻き込んでプロジェクトを立ち上げる方法(講師:NEWPEACE代表/ビジョンアーキテクト 高木新平さん)