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投稿者註)ずいぶんと日が開きました。 午後の収穫は、午前中よりも少なかった。寒さのせい…
「いやー、なんかまじすみませんね~」直嶋の背後から、そう笑いながら言う大林の声が聞こえる…
「時間、半までだっけ」 スマホを使って、周囲に散らばっている新歓係(しんかんがかり)の二…
注)本文中の()内は、初出における、直前の語のルビ標記です。 意味があります。 こ…
前回、「遠景」掲載後にこのようなエッセーを上げたので、その慣例に従って。 写真は、写…
それでも、二人ともカメラのことを意識しているのがわかる。二人ともカメラの方は向かないに…
「え、ちょっと、続けんの?」 ずっと息を殺して動いていたからだろう、そう言う近藤の声は喉に絡まって前半がうまく発音されなかった。僕と山崎さんは思わずまた笑って、視線を交わした。 「ちょっと待って、あんま見られると恥ずかしい」 そう言って彼女は脇にあったタオルケットの端で自分の胸を隠した。また視線を自分に覆いかぶさる近藤に戻す。そして「続けて?」と、いかにもそれっぽい表情で首をかしげて近藤にささやく。 「いや、AVかよ!」笑いながら近藤はそうツッコミを入れて山崎さんか