お礼は3回言う
「さっちゃん、お礼は3回言うものよ」
これは結婚当初に義理の母から教わったことの一つです。
何かをしてもらったらその場で一回、翌日に一回、そして次に会ったときにもう一回。
それまでお礼を重ねて言うなんて考えたことのなかった私は、いたらなさを指摘されたような気がしてちょっぴりショックとプレッシャーを感じたのを覚えています。
でも、義母の人間力や生き方への姿勢を見たような気がして、以来私の中に深く刻まれて大事な指針になっています。
ただ、「知ってる」と「できる」は雲泥の差で、今も完璧にできているわけではありません。
だけど、最低2回は言わないと気持ち悪いと思うくらいには、身体に染み込んできていると感じます。
先日、ご近所の農家さんにトウモロコシをいただきました。
畑で採れたてのものを「おぅ、やるわ」と家族の人数分5本。ついでに茹で方もご指導いただき、甘くておいしい新鮮なトウモロコシがその晩の食卓に並ぶことになりました。
そして翌日、犬の餌やりで外に出た私は、いつもの畑に農家さんの姿を見つけ「昨日はごちそうさまでした。めちゃくちゃ甘くておいしかったです!」とお礼を伝えました。
心がホクホクした瞬間でした。
「お礼は3回言うものよ」
と義理の母に言われた当初、しばらくは「言わないと失礼にあたる」といった「義務感」から、言わなきゃ言わなきゃ、、、と考えていたように思います。
でも今は、お礼を伝えることで味わえるホクホクした気持ちが心地よくて、自然と口から出るようになりました。
大切なことを教えてくださりありがとうございます。
私も、次は自分の子供たちに伝えていっています。
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今日も最後まで読んでくださり
ありがとうございました😊
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