息子さんへ届いたフリーマン選手の満塁ホームランだ
仕事をしながらワールドシリーズをみていたが、第一戦から大変な試合になっていた。
見ごたえがある試合というのだろうか。
ドジャースとヤンキースのがっぷり四つの戦いだ。
やはり緊張感がある試合展開になっている。
仕事が手につかない。
トライネン投手の不調から、延長10回表を終えてヤンキースに一点をとられたところで、私はドジャースの負けを覚悟した。
そして10回裏、フリーマン選手のワールドシリーズ初の満塁さよならホームランが飛びだした。
フリーマン選手は、今年息子さんの病気で苦労されていた。
私も幼い息子が大病したことがあり、その心痛は少なからずわかる。
フリーマン選手の苦労を吹き飛ばすような大活躍だ。
人間には、ときとして神(日本でいえば仏様だが)が手助けてしてくれるときがある、と私は思っている。
フリーマン選手の大活躍は、息子さんへも勇気を与えたのではないだろうか。
第二戦では、大谷選手がけがをした。
真剣勝負だ。
気をつけていてもけがをすることがあるだろう。
大谷選手は、不撓不屈が似合う。
フリーマン選手もねん挫を押してワールドシリーズに出場して活躍している。
今日の第三戦、大谷選手も試合にでるだろう。
けがに強いのも一流選手の証だ。
三流の私は、フリーマン選手がねん挫で走っている姿をみるだけで痛々しくなってくる。
無理をしなくても、とすぐに思ってしまう。
一流選手は、そのような状態でもホームランを打つ能力がある。
第二戦でもフリーマン選手はホームランを打った。
このシリーズは、フリーマン選手のシリーズになるのかもわからない。
第二戦もトライネン投手は不調だったが、ツーアウト満塁となり、左腕のベシア投手と交代し、次の打者を打ち取ってドジャースは勝利した。
山本投手の好投が報われた。
第二戦は、山本投手の本領が発揮された試合だった。
ドジャースは、まさに全員野球だ。
ディビジョンシリーズやリーグチャンピョンシリーズも、同様に、全員野球で乗り越えてきた。
MLBでもこんな野球をみることができるのだ。
大谷選手の加入が大きかった。
山本投手も安心してチームへ溶け込むことができたようだし、レギュラーシーズンを通して大谷選手が、チームを引っ張ってきたからだ、と思う。
主力投手をはじめ多くの故障者がいるドジャースが、ワールドシリーズで連勝し、優勝まであと2勝となった
WBCを思い出す。
この勢いでいけば、全員野球でワールドシリーズを勝利で飾れるだろう
私には信じられないことが、目の前で起ころうとしている。
人間とは、悪いこともするが、多くの人たちに感動を与えることもできる。
人間とは、誠に不思議な生き物だ。
フリーマン選手の息子さんに限らず、多くの子供たちが病気などの困難に立ち向かっている。
ドジャースの戦いは、そのような家族にも勇気を与えていることだろう。
フリーマン選手は、新たな人生観をもったはずだ。
難病をかかえる多くの子供たちの父親となっていくことだろう。
きっと。。。