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今永投手の活躍が未来をつくる

今年からシカゴカブスへ入団した今永投手(元横浜)が大活躍しています。
大谷選手の活躍は、多くの日本人を感動させていますが、今永投手も並み居る選手のなかで抜きんでた能力を発揮しています。
日本人だけでなく、米国の野球ファンの多くを感動させているようです。
今永投手、昨日は勝ち星がつきませんでしたが、よいピッチングをして、カブスの逆転勝利に貢献しました。

私のような普通の人間からすると、大谷選手は、雲の上の存在にみえてしまいますが、今永投手は、まだ身近な存在でしょうか。
DeNA時代、よいピッチングもありましたが、打ち込まれて早々に降板することがあるような中堅レベル(本人やファンの方には失礼かもわかりませんが)の選手だと思っていました。
今永投手の日本における8年間の通算勝ち星数が64、負け数が50です。(Wikipedia参考)
もっとも、プロの目には、高いピッチングレベルを評価されていたので、昨年のWBCへ選出されていたのでしょう。

私のような運動能力が低い人間がコメントすること自体が問題なのですが、あえて言わせてもらえば、今永投手はメジャーリーグで通用しないのではないか、と考えていました。
多くの日本人ピッチャーがメジャーへ挑戦していましたが、快刀乱麻というピッチングをしていた先発投手は、わずかだったように記憶します。
私の印象は、やはり野茂投手でしょうか。

大谷選手は二刀流がなければ、野茂投手のようなピッチングができるのかもわかりませんが、投打にわたる活躍ですから快刀乱麻を望むほうが無理というものでしょう。
わが家のような野球をあまりみない人間でさへ、大谷選手の活躍があるのでメジャーリーグの試合を見ています。
今年、強いドジャースへ移籍しましたから余計にみてしまいます。

素人の個人的な考え方ですが、幼いころから野球をやる子供たちにとって大谷選手を目標にする子供たちも、これからでてくるのでしょう。
もともと日本では、ピッチャーをやって4番バッターという選手がたくさんいますから日本野球には二刀流のベースがあります。
それでも日本の野球選手やメジャーのプロたちが二刀流へ挑戦することは、生まれ持った体格や他人(メジャーリーガー)を超えた思考と鍛錬など、本人にしかわからないことばかりでしょうか。

元来、日本人の場合、体格においてメジャーの選手に後れをとるのも致し方ないところです。
そのようななかにおいて今永選手の活躍は、野球を目指す多くの子供たちや選手たちに勇気を与えてくれているのではないでしょうか。
メジャーで通用するピッチングとは、なにかを、まさに子供たちや多くの野球選手たちにみせてくれているからです。
そこに、日本人がメジャーで活躍するための多くのヒントがあるように思えてなりません。

私のようなスポーツが苦手な人間にはわかりませんが、野球をやる人たちからすると、今永投手のピッチングは学ぶべき大切な見本をみているようなものでしょう。
日本国内におけるスポーツの地位は、世界へ出ていく多くのスポーツ選手によって年々低下しています。
私もやっていたゴルフは、昔の賑わいが薄れていっており、男子ゴルフの年間試合数は、2024年過去最少の23試合だそうです。
全盛期の半分ほどになっているのです。
野球は長く国民から愛されてきたスポーツですが、それでも人口減少やメジャーへ挑戦する選手たちによって、先行きがどうなるかはわかりません。

勝負の世界は、別な意味では「お金」の世界でもあります。
大谷選手の1000億円や山本投手の450億円は別にしても、日本人選手がメジャーへ挑戦する価値はありそうです。
日本の野球好きな少年たちにとって、今永投手の活躍が続けば、次につながる挑戦意欲や野球に対する姿勢が変わっていくように思えます。
あのとき、今永投手の活躍をみてメジャー挑戦を意識しました、というような子供たちがたくさんでてきてくれることを私は願っています。

報道はされなくとも、今、多くの日本人が世界で活躍しています。
これから、さらに世界で活躍していく日本人は増えることはあっても減ることはないでしょう。
日本国内における少子高齢化や経済力の低下といった環境の変化は、これからの若い世代には、これまで以上に世界へ挑戦するという大きな目標に変わる機会になっていくのかもわかりません。
大谷選手や今永投手の活躍は、若い世代の人たちにそのような挑戦意欲を、きっと掻き立ててくれると、私は信じています。
世界で活躍できる分野は、野球に限らず、まだまだ多くの分野が日本にはある、と私は考えています。

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