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ブラックマンデーリターンズ

いや~昨日の日経平均、やばかったですね。歴代1位の下落幅であるブラックマンデーを超える下落幅を記録し、長年生き残ってきた歴戦の株クラスタの人たちですらも、破産級のダメージを受けているのを多数観測しました。

しかも何がやばいって、その前営業日である8/2にも歴代3位の下落幅を記録してるんですよね。んで、今まさにこの日記を書いている今日8/6は、猛烈なリバウンドで過去最大の上昇幅を記録していると。いや、乱高下ってレベルじゃねえぞ。マジで死人がでるわこんなん。

もちろんこれだけ歴史的な大暴落が起きているわけですから、裏を返せばそれだけチャンスでもあります。大暴落しているということは、それだけ絶好の買い場である可能性も高まりますから。余剰資金であることは大前提として、あらかじめ一分の隙もない理論武装した上での戦略的買いであるならば、今こそ勇気をもって実行すべきでしょう。

絶対にやってはいけないのは、一発逆転特大ホームランを狙ったトレードです。たしかに世界にその名を轟かせる投資家というのは、このような未曾有のチャンスをモノにして、莫大な資産を築くことで一躍名を馳せるものです。が、しかし彼らの足元には無数の屍が積み上がっていることを忘れてはなりません。彼らの栄華はその無数の屍の上で成り立っているものであり、彼らとて一歩間違えばその一部となっていたのです。

ここは潔く認めましょう。われわれは凡俗の個人投資家にすぎません。すぐに「自分だけは大丈夫」と正常性バイアスに囚われ、感情に引っ張られて判断を誤ってしまう愚かでひ弱な投資家です。それゆえにまずは何よりも生き残ることを最優先すべきでしょう。一切手をつけずに相場が落ち着くまで待つのも、個人的には全然ありだと思います。

にしても、令和に入ってからというもの、どんどん化けの皮が剥がれていくというか、幻想がとけて実態があらわになるというか、そういう時代のうねりみたいなものを感じますね。

記憶に新しいところでいえば、ジャニーズ、宝塚、ビッグモーター、クーアンドリク、ダイハツなど、あらゆる業界で化けの皮が剥がれて、そのろくでもない実態があらわになっています。そして今回の歴史的な大暴落もまた、そうした時代のうねりが今度は金融面に波及し、引き起こされた現象の1つであると筆者は捉えています。

その意味で、今後の時代においては、本〇がキーワードになってくるんじゃないでしょうか。本音、本質、本心、本当、本気など、これまで虚像がはびこっていた時代のカウンターとして、あらゆる業界のあらゆる場面で本〇が求められるだろうなと、歴史的な大暴落を目の当たりにしながら、そんなことを考えている今日この頃です。

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