年金問題

年金もらえるのかなあ〜。
っていう不安を、多くの人が一度は口にした事があるのではないでしょうか。

こんばんは。
たらこです。

年金に限らず、制度について理解していないと不安ばかりが先行してしまいます。

年金制度
日本における高齢者の生活を現役世代が支える制度です。 

これからの日本は、現役世代の減少で、高齢者を支えるのが困難になる事が予想されます。

そこで日本国政府が2006年4月
GPIF
(年金積立金管理運用独立法人)
を設立しました。

厚生年金と国民年金の積立金の
管理運用を行っている組織です。

GPIFの運用実績
95兆3,363億円

2020年度
収益率 +25.15%
収益額 +37兆7,986億円
運用資産額 186兆1,824億円

2020年度の日本の当初国家予算が
約102兆円だったので、予算の4割近くを資産運用で稼いだことになります。

想像できない額です。
こんなに利益を上げていたとは、凄いですね!

2020年の収益率の
国内債券は、-0.68%でしたが
その他は全てプラス。

中でも外国株式は、59.42%
国内株式でも、41.55%
高成績を残しています。

過去20年間では、3.61%
トータルで利益が出ています。

ポートフォリオは
インデックスファンド
(ローリスク、ローリターン)

2020年度になぜこんなに良い成績を残せたのですょうか?

コロナ禍を乗り切るためにお金を世の中にばら撒いたからですね。

市場の追い風に乗れたわけです。

2021年度は
国内・外国株式、国内・海外債券それぞれ約25%を占めています。

2021年度第1四半期
運用資産額 191兆6189億円
収益額 +4兆9819億円
収益率 +2.68%
➡️国内株式が-0.33%
・TOPIX→東証株価指数
(配当金のみ)
➡️外国株式が8.55%
それにしても、この外国株式の中身が気になりますよね。

MSCI
米国の金融サービス企業で
ニューヨーク証券取引所上場企業株価指数の算出や、ポートフォリオ分析など幅広いサービスを提供しています。


ACWI
iシェアーズオールカントリーETF
アップル、アマゾン、Facebookなどのグローバル企業が上位組み入れとなっています。
ETF(上場投信)とは、投資信託ですが、上場している投資信託。
上場していないものは入っていないということです。

投資信託ではありますが、値動きなど株に近いイメージです。
上場企業の株の寄せ集め(パック)のイメージですかね。

GPIF は、2016年に赤字を出して野党から運用批判されました。

GPIFの投資方法は短期ではなく、長期の資産運用を目指しています。

未来は分からないので、100%リスクが無いとは言えませんが、GPIFは野党の批判に対しても謙虚に対応していました。

あくまで、基本ポートフォリオを崩さない姿勢で、リターンを得るために淡々と運用を続けています。

GPIFは、年金制度の被保険者の利益のために受託者責任を果たしているわけです。

そりゃーそうですよね。
私たちが給料から天引きされている厚生年金の額は安いとは言い難いですからね。
自営業者などを対象とした国民年金にしても、会社負担が無い分お世辞にも安い額では無いと思います。

ノーリスク、ハイリターン(野党より厳しかったですね笑)とまでは言いませんが、長期的な資産運用で是非とも利益を上げていっていただきたいですね。

こんなにも大切なお金を、国は投資で増やそうとしているわけですから、私たちもいつまでも銀行の普通預金に大金を置いておくのはもったいないですね。

老後2000万円問題にしても、これからの老後は、公助にのみ頼っていたのではダメということですね。

投資家は利益を守るため
資本家はより良い社会のため

これから投資をする人は、GPIFの運用を大いに参考にしたいものです。

ではでは^_^

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