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苦しいときに自分のことを話すって、難しい

7月27日土曜の昼下がり、テットーひろばの藤棚の下、子育てパパの対話会を開きました。 毎度の対話会の冒頭と同じく、「この場は、自分のイマココを言 葉にすることを大切にしている場です。」と伝えて始めましたが、 僕自身が自分のことを言葉にするのが苦しい回でした。

言葉にしたことが実現しそうで怖い

言葉にするというのは、その過程で、言葉にならなかったものが 落ちてしまったり、言葉にしたものが自分のなかで強調される、ということがあるのかなと思っています。とくにネガティブなことを 口にすると、自分が口にした言葉に引っ張られて闇落ちしてしまいそうな怖さがあるので、不用意に自分の暗い部分を言葉にす るのは躊躇します。

それでもあえて「不安がある」と言葉にしてみる

とはいえ、ここ最近は疲れているのに眠れない日があったり、目の前のことに集中できなくて心ここにあらずの状態が続 いていたので、言葉にしないで放っておく状態続けていたら、身体も心もまいっちゃいそうでしたので、対話会の機会に、どんな言葉が出てくるのかよくわからないままでしたが、「不安があるんです」と切り出して、言葉をつないでみました。

不全感のある昨今のこと

職場、家庭、学校、子どもが関わり始めた地域のクラブなどなど、僕が関わっている場所で、本来だったら担わないといけない役割があるだろうことは、ぼんやりと認識してはいるのだけど、右往左往するばかりで担いきれていない不全感がいつもあること。同僚、上司、同級生の保護者など周りの人に頼ってばかりで、彼らとの関係性に持続可能性を感じられ ず、いまの生活が崩壊する予感が膨らんでしまうこと。「僕が担うべき役割」がぼんやりとしか認識できていないところを具体的にしたほうがよさそうなのだけど、人の関係が込み入っていて、踏み込んで相談したらパンドラの箱を開けてしまうような気もして、フリーズしてしまう。など。

話しながら「ごめんなさい・・・」と口についてしまう

自分のなかで、消化できていない部分を言葉にしようとしても、しどろもどろにしか言葉にできなかったり、筋道が立たなかったり、言葉にできる部分だけ口にすると、なんでそんな簡単なことで悩んでいるのと思われるだろうなと思って取り繕うとしてしまって、グダグダな話になったり。

できることなら、スマートに話して、悩んでいることに「そうだよね」と、共感してもらいたかったり、フィードバックももらえたらともおもっていましたが、話しているそばから、自分の言葉にうんざりもしてきたり、話しを聞かせている相手に申し訳なさがつのって、「ごめんなさい・・・」と口をついてました。

格好よく話さなくてもいい

ありがたかったのは、しどろもどろの語りにも「ごめんなさいって言わなくていいよ」と声かけて、自分でうんざりする言葉にも耳を傾けてくれたことでした。今回の対話会では、自分に沿った言葉が見つかったわけではなかったけど、「少なくと もこの言葉ではなかった」ということは分かったり、「不安なんです」という言葉に引っ張られていない自分が確認できたの は収穫でした。

子育てパパの対話会

子育てパパの対話会は、「子育て」を関心軸にして集まった、とくに利害関係もない人の集まりです。責任はないし、当然 格好をつけないといけない相手ではない。そういう関係だからこそ、父親だったり仕事上の役割という、いつも身に纏っている役割を一度傍に置いといて、自分のイマココを言葉にできる場です。

僕は毎月、この場を主催しつつ、日々の暮らしではあえて言葉にしてないことを言葉にして、言葉にした自分の気持ちを 耳で聞いて、自分はそんなこと考えたり感じたりしてたんだなあと、自分を発見する場として楽しみにしている1人の参加 者として、対話会をもっています。よかったら、一度いらしてください。

直近の予定

日時:2024年8月31日 21時から23時
場所:オンライン会議室(Google Meet)
参加費:500円
対象:子育てパパ、プレパパ、パパ予定のない方など誰でも 女性の参加も歓迎です
定員:8名

申込はこちらから

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01j9r8mx16x31.html

主催・お問い合わせ

NPO法人野沢三丁目遊び場づくりの会
03-3418-9950
info@tettohiroba.org

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