見出し画像

<全文和訳>バフェットからの手紙(2021年2月)~激動の2020年を終え、全世界の投資家とビジネスマンに向けて伝説の投資家が胸の内を明かす~

2021年2月27日に伝説的な投資家であるウォーレンバフェット氏率いるバークシャーハサウェイの年次報告書及びバフェットから同社株主へ向けた手紙が公表されました。

バフェットからの手紙は、バフェットがバークシャーの経営を担ってから50年以上も毎年欠かさず執筆されているもので、そこにはバフェットの投資哲学がふんだんに盛り込まれていることから、多くの投資家に読まれてきました。

今回はその和訳全文を以下に記します。

バフェットからの手紙

バフェットからの手紙1_20210304

Berkshire Hathaway Inc.の株主の皆様へ:

バークシャーは2020年に米国会計基準ベースで425億ドルの純利益を計上しました。この純利益は次の4つの要素に分けられます。営業利益219億ドル、実現キャピタルゲイン49億ドル、保有株式の未実現キャピタルゲイン増分267億ドル、そして最後に子会社及び関連会社の企業価値評価減からくる110億ドルの損失です。全ての数字は税引き後ベースです。

ここから先は

20,706字 / 1画像

¥ 980

もしこの記事がためになったなと思えた方はサポート頂けると喜びます(^^) 今後もっと皆さんにとって有益な記事を書くための活動費として使わせて頂きます!