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あなたの作品において、場所とは?

「自分の音楽」と「場所」についての考え自分の作品リストをざっとみると、そのほとんどがコンサートホールのような箱で演奏されることを前提としたものでした。作品を書く前にどこで誰が演奏するかほぼ決まっているので、それに合わせて書いていった結果です。 ホールで演奏されるとなると、必然的に周りの音が遮断されていることが前提となります。これが大きいですね。私の作品はシーンとした中でないと成り立たない音楽が多いです。それから、小さい箱で近くで聞いた方がよくて大きい箱で遠くで聞くとボヤける

    • 自分にとって楽譜とは何か

      最初から全然エッセイ課題がこなせていない幽霊部員で申し訳ないです。仕事が一段落したので、勝手ながらいきなりこのエッセイから復活したいと思います。とはいえ、言いたいことは今堀さんのご意見とほぼ同じなのですが。 >僕にとって「楽譜(というものの重要性)」あるいは「(明解な)楽譜」とは、演奏者に短時間で作曲家の意図を確実に伝え、短時間で明確に進むリハーサルができ、舞台での演奏会という場で作曲者の意図通りに演奏されること。 これに尽きると思います。私は結局、作曲段階では別の方法で

      • 自己紹介と作曲家としての3つのキーワード 【さっきょく塾: 11月】

        自己紹介 みなさまこんにちは。すっかり出遅れてしまいました。 私は東京→アムステルダム→デン・ハーグ→ソロ→東京とふらふらしているうちに、今年36歳を迎えました。 参加のきっかけは2つ。1つめは、他の作曲家の皆さんがどんなことを考えているのか知りたかったから。2つめは、学生の時にちゃらんぽらんにやり過ごしたコンテンポラリーミュージックについて、もう一度学び直したかったからです。勉強したいと思った時が学びどき。 わたなべさんが女性作曲家フォーラムの記事で書いてくださった私

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