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■NRACの設立経緯と目的
RPA(Robotic Process Automation)やAI(人工知能)技術の発展とともに、企業ではこれらの新技術の活用が不可欠となってきました。しかし、新技術の導入には課題も多く、標準的な導入ガイドラインや人材育成の仕組みが必要とされていました。

こうした背景から、RPAやAIに関する企業を中心に、RPAやAIの適正な利活用を推進する団体として、一般社団法人次世代RPA・AIコンソーシアム(NRAC)を設立しました。NRACはユーザー企業や導入企業、製品メーカーなどの企業会員から、また民間企業や大学や医療機関などの個人参加型の個人会員でなど多様な分野の会員組織から構成され、RPAやAIの健全な発展と社会への普及を目指しています。

■主要な活動内容
主に以下のような活動を行っています。

  • 最新のRPA・AI技術動向の調査・研究 産学官の会員組織ならではの知見・機動力を生かし、国内外のRPA・AI技術の最新動向を迅速に調査・研究してRPA/AIの普及に向けた標準化活動や社会課題解決や施策・提言を行います。

  • RPA・AIに関する人材育成と資格制度の検討 企業が求めるRPA/AIのスキルセットを定義し、大学や専門学校における教育課程や、民間の資格認定制度の確立を目指しています。

  • RPA・AIのユースケース構築とベストプラクティスの共有 会員企業における実際のRPA/AIの導入事例を分析し、ユースケースモデルやベストプラクティスとしてまとめ、業界全体で共有しています。

  • 国内外の関連団体との連携 海外のRPA/AI関連団体とも積極的に連携し、国際的な情報交換や共同研究などを実施しています。

■これまでの活動とインパクト
NRACの主な実績として、以下が挙げられます。

  • 月次勉強会の開催によるノウハウ共有・アーカイブ配信

  • 四半期ごとのエグゼクティブ講演の開催と意見交換

  • 年次総会におけるRPA/AIに関する産官学横断での多角的な発表

  • 数か月サイクルでの学生向けのインターンシップの実施

  • 書籍出版(2024年夏ごろに出版予定)

こうした活動を通じて、NRACはRPA/AIの社会実装を加速するための中心的な役割を果たしてきました。企業の生産性向上や業務効率化、人材育成などに大きく貢献しています。


■今後の展望と人材募集
今後さらに進化が見込まれるRPA/AIの次世代技術にも対応するため、以下の取り組みを強化していく予定です。

  • DX(デジタルトランスフォーメーション)を牽引するRPA/AIユースケースの収集・開発

  • ウェルビーイング経営を支援するRPA/AIソリューションの推進

  • 会員間でのビジネス協業・イノベーション創出支援

このように、NRACはRPA/AIの最前線を切り拓く存在として、より一層の役割が期待されています。RPA/AIの分野で活躍を希望する人材も、企業や産学官から積極的に募集しています。


【お問い合わせ先】
NRAC事務局 info@nrac.or.jp

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