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【そんきか】第1話「このままでは相談室にぶち込まれる」

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本インタビューは、大学院生のヒアリングをベースに、NPO法人パノラマが大幅に加筆修正及び創作と演出を施した、校内居場所カフェをわかりやすく学ぶためのコンテンツです。

なお、本シリーズ記事は300円(寄付付き価格)とさせていただき、校内居場所の運営にかかる費用に活用させていただきます。

小川:石井さん、ここから有料コンテンツですので、気合入れていきましょうね!聞き手くんもよろしくお願いします。

石井:はい、頑張ります!小川さんの出番はもうちょい先なので待ってて下さいね。聞き手くんも、もう少し答えやすいで質問で頼みます。

------すみません、気をつけます(汗)。第0話では、ぴっかりカフェが始まる前に、石井さんが引きこもり支援を中心にしていたという話を聞くことで、パノラマが取り組む予防支援の輪郭がくっきりすればという狙いがありました。

石井:そんな狙いがあったのか!聞き手くん、なかなかやるなあ。確かに、校内居場所カフェしか知らずにいると、何を予防している支援なのか、ピンと来ないだろうなとはずっと思っていて、しっかり伝えていかないととはいつも思っていますね。

小川:私も、石井さんに引きこもり支援の大変さから逆算して、このカフェがあるんだと教わっていて、その意義をわかっていたつもりだったけど、パノラマが運営する北部ユースプラザのスタッフを2年やって、こういうことなんだなあって理解できた部分がありますね。

------石井さんが引きこもりの支援に罪悪感を感じていたというのは印象的でした。そんな石井さんが相談員をしていた「よこはまパーソナル・サポートサービス」(以下PSと略)で田奈高校のK先生に出会い、出張相談員として田奈高校に行くことになった、ということでしたが、なんとなくここまでは、ありがちな展開と言ったらちょっと失礼かもしれませんが、なんとなく想像がつく話だと思うんです。

石井:聞き手くんさあ、研究者には想像がつくのかもしれないけど、実際にそれをやり遂げるってことはけっこう大変なことなんだよ。実践者が汗水流したことをサクッとまとめるんじゃないよ!

小川:まあまあ(笑)聞き手くんにはちゃんと構成があるんですよ、石井さん。聞き手くん、先に進めちゃっていいですよ。

------すみません(汗)。相談員として学校に派遣されたにも関わらず、相談室ではなく、図書館という、ある種のパノラマ的な「場」がここで出てくるわけじゃないですか? その辺りはどういう経緯でそうなったんですか?

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