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【そんきか】第3話「図書館相談がついにスタート!」

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本インタビューは、大学院生のヒアリングをベースに、NPO法人パノラマが大幅に加筆修正及び創作と演出を施した、校内居場所カフェをわかりやすく学ぶためのコンテンツです。

なお、本シリーズ記事は300円(寄付付き価格)とさせていただき、校内居場所の運営にかかる費用に活用させていただきます。

-------さて、第2話の終わりで、学校司書でその後パノラマの理事にも就任される松田ユリ子さんが、まさかの図書館使用をOKして下さって、石井さんの図書館相談員デビューが叶ったわけですけど、生徒からするとよくわからない、石井さんたち的な言葉では「変な大人」に、生徒はすぐに相談をするものなのでしょうか?

石井:はじめは全然ダメでしたね。図書館の机に座って、相談員っていう三角のポールみたいなの立てたりして、『ロッキング・オン』を読んで待ってたりしたんだけど、だ〜れも来なかった。

小川:それ、けっこうキツい時間ですね(苦笑)

石井:キツいなんてもんじゃないよ……、毎回、心が折れそうになってた。「変な大人」って、はじめは警戒されるんですよ、なんか変だから。あの人誰だろうっていう視線は感じつつも、近寄って来ないの。近寄って来てくれないと、ぼくらは仕事にならないし、自分から近づいて行くと「大丈夫で〜す」って、逃げていくという性質があるから、距離を取りながら信頼関係を徐々に構築していった感じですね。

-------距離を取りながら信頼関係を構築するって、いったいどんな風にやるんですか?

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