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npol
靄に消えた馬―園田の郷から 宇田遥
小説家になろう、というサイトで全文無料で読めることを知ったのは、読み終えた後。
オオエライジンを見て人生が変わった人たちをめぐる小説である。
もちろんオオエライジンの競走成績とともに話は進んでいくが、あくまでまわりの人たちについての小説であって、オオエライジンそのものについての話はない。
正直なところ、JRAと南関メインで見ているとオオエライジンについての印象はそんなに強いものでは無く(大井に献花台が出ていたことはなんとなく知っていたような気がする)、クリフジの血をひいているということもこの小説で初めて知った。
Wikipediaの記事の充実ぶりをみても、ファンの熱気は凄かったんだろうなあ。
ネット上で無料で読めることも含め、よくぞ出版したなという本ではあるけれど、サイドストーリーであっても、オオエライジンがこうして語り継がれていくことは重要だとは思う。
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