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おかやまマチナカSDGs探検(開催報告)

岡山NPOセンター

2021年10月31日(日)、岡山市の西川周辺を舞台に「おかやまマチナカSDGs探検」を開催しました。コロナの流行と悪天候のため、8月の予定を延期して開催に至りました。8月に申し込みをしてくださっていた方の多くが、約2ヶ月間この日を待ち望んでいました。イベント前夜に雨は止み、快晴の中、高校生・大学生ら30名が集まりました。

おかやまマチナカSDGs探検とは?
「SDGsってよく聞くけど、それが自分の生活とどう関係しているのかわからない」「すごい立派な取組なんでしょ?」そんな風に思っている高校生・大学生も多いと思います。海外で社会貢献活動をしているだとか、大企業が派手にSDGsの広告を出したりだとか、そうしたものを目にすることが多いと、確かに自分の身近な出来事との関わりを感じ取りづらいかもしれません。
しかし、ふと立ち止まってみると、意外とあちこちにSDGsが転がっているのでは?私たちが普段なにげなく歩いている街の中に、自分の暮らしとSDGsとの関わりを考えるヒントが隠されているのでは?
なんとなく通り過ぎている風景を、よく見て、思いを巡らせてみよう。おかやまのマチナカで「SDGs」を探してみよう。
おかやまマチナカSDGs探検は、身近な場所で身近にSDGsを感じ、目標達成に向かうためにどんなことができるのか「自分事として」捉え、考えるために開催したイベントです。

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イベントの様子
最初に行った自己紹介は、コロナ禍ということもあり紙に記入したことをアイコンタクトとジェスチャーで伝え合いました。伝えよう、聞き取ろうという思いがあふれています。最初は知らない人同士で緊張感が漂っていた会場ですが、こうした自己紹介により少しずつ参加者の心があたたまっていきました。

3_自己紹介①


探検に出かける前に、そもそもSDGsってどういうものだったのか、具体的にはどんな取組がなされているのかを紹介しました。岡山市にもさまざまな取組があり、大学生が参加できるものもあることなどを知りました。

4_SDGsとは②


チームを組んで、午後からいよいよ探検に出発です。1時間程度外を歩きます。「たまには空を見上げてみよう」「この看板は何?」「ここは道路と歩道の境目がわかりやすい」など、それぞれの視点でいろいろなSDGsのたねが見つかりました。

8_探検中②

8_探検中⑥


探検から戻り、どんなSDGsを見つけてきたか、模造紙に書き起こします。小さなエリアの中で、多種多様な発見があったようです。各班それぞれに、これは!という発見を中心に考えた内容を発表しました。

9_模造紙作成⑤

11_共有⑥


イベント発起人 西林さんの思い
この「おかやまマチナカSDGs探検」は、SDGsを身近に感じてほしいという気持ちをもって企画しました。
私がイベントを作ろうと思ったきっかけは、今年の3月に環境省の方々が主催してくださった「ローカルSDGsユースダイアログ」に参加したことにあります。SDGsに関するイベントはこのイベントが初めてでしたが、その中で、SDGsに対する意識やイメージが大きく変わりました。正直参加する前は、いろんな場所で耳にするSDGsに対して、“難しそう”、“なんか堅そう”、“意識の高い人がしてそう”と思っていましたが、イベントを通して、SDGsが自分たちの身近にあることを知り、自分にできることは意外とたくさんあるのではないかという希望や可能性を見出すことができました。と同時に、多くの人が、参加前の自分のように、SDGsに対しての意識やイメージが堅く難しいものであると感じているからこそ、行動に移すことができないのではないだろうかと考えるようになりました。そこで、この思いをイベントにし、SDGsのイメージを身近なものに変えて、少しでも行動に移すきっかけを作ってみたいと思う中、様々な方々の協力を得て、この「おかやまマチナカSDGs探検」の企画が生まれました。

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正直私はイベントを企画することが初めてであったため、今の自分に何ができるのか、本当にイベントを作り上げることができるのかという不安も最初は特に大きかったです。しかし、たくさんの方々の支えがあったからこそ、このイベント企画を進めることができたように思います。
特に私は企画を通して、一つひとつこだわることの大切さを理解しました。長時間の内容のイベントを企画したため、その分内容も詰まっていましたが、一つひとつの活動内容に対して時間をかけ、それぞれの意見を出し合い、丁寧に確認しながら進めていきました。手を抜かずにこだわり続けたからこそ、時間をかけたからこそ、最終的に企画メンバー全員がこのイベントに自信をもって開催することができたように思います。

そうして作り上げられた「おかやまマチナSDGs探検」ですが、このイベントは、名前にもあるように普段何気なく歩いている街中をSDGsという視点をもって見てみようという内容です。何よりもSDGsを身近に感じてほしいという気持ちが強かったので、自分たちの生活に密着した、なじみ深い場所でイベントを行うことが大切であると考え、西川緑道公園を中心とした街中を活動拠点にしました。

イベント当日、私は参加者として参加しましたが、街歩きで様々な発見があった中で、同じグループのメンバーが何度も「いつもならこんなことに気がつかなかったな...」という発言をしていました。この発言こそが、このイベントの良さを物語っているように思います。いつもなら何も考えずに歩いているけれども、いろいろな立場の人といろいろな視点を共有しながら街を見ることは、このイベントでしかできなかったことなのかなと思います。
会全体としても、それぞれのグループで楽しみながら交流している姿が見られ、この場がSDGsについて考えるだけでなく、様々な人と出会い、つながる場になれていたことを嬉しく感じました。またイベントのチェックアウトやアンケートでも「SDGsを身近に感じられた」という感想がたくさん寄せられことは、このイベントの目的を達成していることを実感させてくれました。今回のイベントでは、具体的な次なる行動につなげるところまでを目的にはしていませんでしたが、参加者がこのイベントをきっかけに今までとは違う行動の変化が少しでも起きているといいなと思います。

12_チェックアウト①


おかやまマチナカSDGs探検を終えて
最近は高校や大学でSDGsを教わることも増えてきました。その分、「学んだこと」ではあっても「自分事」「暮らしに関係あること」という身近なものとして捉える感覚になりづらい面もあると聞きます。おかやまマチナカSDGs探検は、まさにそんな思いを持ちながら学生生活を過ごしてきた西林さんと一緒に企画しました。大学生だからこそ感じること、気になっていることをイベントの形にした結果、多くの参加者が集まりました。
街歩きをして、見つけたものを整理し、発表することを通じていろいろ考えた結果、たくさんの人が「SDGsってやっぱり難しい」「それでも身近なことなんだ」と気がつきました。今回はまちづくりの観点で西川エリアを歩いたので、歩行者目線・自転車目線・車目線、それぞれで「街の使いやすさ」は異なることにも気がつきました。「誰一人取り残さない」ためにはどうやってまちづくりをしていけば良いのか、さまざまな視点が必要だと体験的に学びました。参加者のみなさんの積極的なイベントへの参加姿勢があったからこそ、いっそう学びの深まる1日となりました。

14_集合写真①

SDGsネットワークおかやま若者部会では、今後もこうした学びの機会を高校生や大学生、若手社会人などのユース世代と共につくっていきます。
こんなイベントを実施したい、SDGsに関心のある若い人とつながりたいなど、ぜひお声をお寄せください。