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長野紘貴 /d4

1.SDGsに興味を持ったきっかけ

もともとESDに興味を持っていて、2015年にSDGsが締結されたタイミングで、知りました。SDGsに対して何か特別な取り組みをするというのではなく、自分が未来を作っていく必要があると思っています。しかし、未来は不確定な要素がたくさんあります。そうなった時に指標となるものが必要だなと感じ、国連が定めた一般化しやすく分かり易いSDGsという言葉を自分の仕事に取り入れました。

d4長野さん

2.SDGsの中で最も重要視している活動

「SDGsユースの活動」です。SDGsのキーワードでつながりをつくっていくことに価値があると思っています。1人では何もできないですし、かといって集まれば何かできるという事でもないので、ある程度方向性が決まっていないと意味がないと思います。SDGsという指標となるものがあることで、どのような岡山にしたいか、どのような未来にしたいかという方向性の共通認識が持てます。今バラバラに散らばっている35歳以下のユースで方向性が近いなら、交流を促すことで未来を早めることができると考えています。

3.コロナ禍で以前と変わったこと

ファシリテーションに関連していえば、オンラインで話し合う機会が増えました。オンラインは感情が伝わりにくいと思われがちですが、意外と顔が近くで見られるので、空気や表情の変化を感じ取ることができます。最初のアイスブレイク(導入)を丁寧に行うことで、発言のハードルを下げることを心掛けています。また、コロナ禍は、SDGsのビジネススクールなどで勉強するタイミングにもなったため、普段と違う属性の人と関わるきっかけになりました。

4.SDGsを通じて目指す社会

「仕組みとして成り立つ社会とテクノロジーの融合、批判する人たちとの融合」を目指したいです。例えば、ポイ捨てする人たちに意識改革を求めるのではなく、ごみを自動で収集するロボットを配置し、インフラとして整えていくようなテクノロジーの融合です。また、例えばエコについて、批判的な人たちがいることも正常だと思いますし、その中で多様性を目指したいなと思います。SDGsというものは批判されにくい概念ですが、批判も含め、さまざまな意見が行き交うことで新しい発見も生まれるのではないかと考えています。

d4活動写真

5.若い世代にSDGsを知ってもらうために必要なアクション

話し合う場を多く設けることも一つの手段ですが、知ってもらうということに特化するのであれば、お金をしっかり使って広告をたくさん出すのがと良いと思います。しかし、個人的にはみんながみんなSDGsを知っている必要はないのではと思います。
SDGsは未来に対する指標の一つに過ぎません。既に一人ひとりが未来をつくる力を持っているので、自分に制限をかけている人や可能性に蓋を閉めている人が減るようなアクションが必要だと思っています。

6.若者部会で今後取り組んでいきたいこと

SDGsネットワークおかやま若者部会として活動している以上、知識や学びを更新し続ける必要があると思っているので、オンラインでも対面でも話し合う機会は増やしたいと考えています。機会をつくると興味のある人は自然と集まってくるので、まずは自分たちが興味を持つことが大切であると思います。