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ボランティアへの支払い科目は?

NPO法人では「ボランティアさん」へ支払いをすることがあります。このとき「勘定科目」はどうしたらいいのか、悩ましい問題です。

「ボランティアとは」」以下は、認定NPO法人日本ボランティアコーディネーター協会公式サイトより引用

~~ボランティア(volunteer)の語源は、ラテン語の「volo」(ウォロと読む)だそうです。これは「自分から進んで~~する」「喜んで~~する」という意味があります。つまり「自発性」がそのもっとも中心となる性格だということです~~~


さて、NPO会計でとても多い質問「ボランティアさんに支払いをしたのですが、科目はなにでしょうか?」

このとき、確認しなければいけないことがいろいろあります。

①その人と法人との関係性は?

②支払う内容は、どういうもの?金額は?

③どういう活動で、どういう理由で払うの?

一番気にしなければいけないのは「ボランティアへ支払う」と言っているけれども、事実は「労働の対価」になっていないか?です。

何時から何時まで、時間単価がいくらで、法人の誰かからの指示でハタライテいる、なんてことになっていないでしょうか?そうなると「雇用関係がある」ことになって「給与になってしまう」のです。

またボランティア活動をしていただく際の「実費」を払う場合、たとえば、実際にかかった電車賃などを払う場合は、それは経費として旅費交通費などで処理します。

そうではなくて、自主的に、ボランティア活動をしてくださった「お礼」として、社会常識の範囲内で支払う場合のみ、ボランティアさんへの謝礼、としての処理ができます。

難しいですよね~実際、明確な答えはなくて・・・( ;∀;)

参考:NPO法人会計力検定テキスト「基本編」(人に関わる業務)

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