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サイボウズ社のキントーンを導入して実現しそうな3つのこと

サイボウズ社のキントーンというサービスをご存知でしょうか。
「チームワークあふれる社会」を掲げ、働き方改革やコロナ禍で話題になった在宅勤務、リモートワークに関連して、ここ最近特に見かけるようになった会社さんです。
組織のチームワークを応援するためにいくつものサービスを提供されていますが、そのうちのひとつ、「キントーン」を抱樸では導入しました。
製品紹介に『データベース、情報共有、コミュニケーションをひとつに』と書いてあるとおり、情報共有ができるプラットフォームに、アプリと呼ばれるデータベースを簡単に作成、専門知識が無くてもカスタマイズできる、というものです。
このキントーンの導入で実現したいこと、便利になりそうなことを書いてみます。

なお、10月27日にサイボウズの青野慶久社長と抱樸理事長の奥田知志がほうぼくチャンネルで対談をさせていただきました。
こちらからご覧いただけます。

〇 支援データベースの統一が可能になる

抱樸では、ずいぶん前から支援記録のデータベース化に取り組んできました。
「情報システム室」なんてものは無く、スタッフの努力(一部趣味?)で支援記録のデータベースが整備されてきました。
相談事業、自立支援事業、地域生活サポート、介護や障がいの制度事業など、各事業で支援記録がたまってきました。
ただ、対象者は各事業所を移っていきますが、同じ方です。
ご本人の人生に伴走するため、データベースもより使いやすくしたい。
キントーンでアプリ(データベースをそう呼ぶようです)を整備すれば、それが実現し、よりご本人の支援が手厚くできそうです。

〇 情報共有が進みそう

チームワークあふれる社会を目指すサイボウズのサービスです。
「スペース」と「スレッド」という掲示板のような機能で、情報を共有します。
これは、過去のものも積み上がっていきます。
メールだと個人に情報がたまりますので、「引継ぎ」ということが必要ですが、キントーンに組織の経験をためていけば、新しく仲間になった方もこれまでの経緯を知っていただくことができます。
対談で、青野社長は組織にノウハウをためていくことを「組織知」と表現されていました。まさに「組織知」がたまっていきます。
情報共有というと「今」の段階での横発信だと思っていましたが、キントーンでは時間軸でも情報共有を実現できるようになります。

〇 IT化で業務効率があがりそう

抱樸は対人援助、相談支援を行っている団体です。
出会いから看取りまで、人生支援を行っている団体です。
この段階で、すでにアナログなかおりがします。
データベースを導入しつつも、従来ながらの紙資料が大量にあります。
必要な紙資料も当然ありますが、IT化を進めることにより、抱樸が大切にしたいことに時間を振り分けることができます。
IT化はまだまだ「これから」というところですが、業務効率をあげることで支援がさらに前進すること間違いなしです。

実現しそうなことはまだまだたくさんありますが、キントーンが抱樸内で浸透し、その結果助かる方がもっと増えてほしい、そしてスタッフもいい意味で楽をしてほしい。そのようなことを考えながら導入を決意しました。
今後、進捗もご報告できればと思っています。  (HK)

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