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第2弾始動:カンボジアの雨期をうまく活用して野菜を作ろう

こんにちは、ツカジです。

乾期の収穫も一通り終了したので、今度は第二弾という事で、カンボジアの雨期をうまく活用して野菜作りをするプロジェクトに取り組み始めました。

もう一度、畑の土の状態をリセットするために、機械を入れて、畑を耕しなおす事から取り組み、そこから畝作りを行っていったのですが、乾期の時の経験が生かされて、村の家族とあうんの呼吸で、スムーズに畝を作り上げていくことができました。

【畝の位置を決めている様子】

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【実際の畝作りの様子】

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そしてきれいな畝が完成すると、今度は畑の土の状態を良くしていくように、有機肥料を畑に散布していきました。

乾期の時は、畑全体に肥料を散布して畝作りを行ったのですが、今回は畝の部分にピンポイントで有機肥料を混ぜて込んでいけるように作業の順番を入れ替えて取り組んでいきました。

【有機肥料を散布している様子】

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前回、土壌分析を行い、畑の土の状態を数値で把握できたため、今回はそのデータをもとに、1つ1つ有機肥料の量を決めて、区間を区切りながら丁寧に散布していきました。

今回は、①牛糞、②米ぬか、③もみ殻灰、④石灰をたっぷり使っていきました。

【有機肥料を散布し終わった畑の様子】

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ここから、有機肥料を土に馴染ませていき、今回は、土の状態を3パターンに分けて、野菜の育ち方に違いが出るのかという、実験もできるような畝作りを完成させていきました。

1)畝を作っただけで、有機肥料を全く使わない区域

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2)畝作りの後に有機肥料を散布した区域

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3)畝作りの後に有機肥料を散布して、さらに太陽熱消毒用のビニールを被せた区域

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それぞれの畝が完成したので、ここからは、約1カ月ほど、太陽熱消毒の時間という事で、毎日の天気を観察しながら、畑の出来上がりを待っているところです。

お父さん、お母さんや村の人と一緒に、畑仕事を頑張っている間、子どもたちは、一緒にお手伝いをしてくれたり、木陰で勉強をしていたり

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カンボジアの小学校は、コロナの影響で、学校が休校のまま再開されていないので、子どもたちはオンラインで授業を受けたり、家で勉強したりして頑張っています。

今年の雨期は例年より雨量が少ない印象を受けますが、乾期とは、気温も雨量も異なるため、気候の変化にも目を向けながら、野菜作りを村の家族と一緒に頑張っていきたいと思います。


NPO法人HERO
ツカジ

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