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村に電気がやってきました

こんばんは、HEROのツカジです。

すっかり照りつける太陽光も強くなってきて、今日の最高気温は35℃と、乾期真っただ中のカンボジアです。

私たちが農業プロジェクトで活動している、スナーソンクリアン村なのですが、ずっと電気が通っていませんでした。


自宅での生活の電力を賄うために、毎日0.5ドル(2000リエル)分、バッテリーのチャージに行き、その日の暗くなってからの生活に役立てるという感じです。

冷蔵庫も使えないので、保冷庫の様なBOXに、毎日1ドル分の氷を購入し、食材を冷やして、食材を使用しています。


もちろん井戸はありますが、全て手動で水を汲み上げ、畑の野菜への水やりも1日2回、何往復もして、じょうろで水やりをしてもらっていました。

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野菜の成長が進み、畑に定植できる野菜が増えるのは、とても喜ばしいことでありますが、その陰には、お母さんとお父さんが何往復もして野菜へ水を届けてくれるという労力に支えられていました。

それもまた乾期。。。という事で、畑も乾燥しやすい状況

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じょうろの数を増やしたり、色々と畑までの導線を効率よく動けるように試行錯誤していました。



そんな時に、朗報あり!!!
「スナーソンクリアン村に電気が来ます」


電気が通ってからは、井戸にモーターを取り付けて、電動で水を汲み上げられることに成功!!!

そして、250平米の畑にも、ホースを使って水まきがスムーズに出来るようになりました。

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これからはたっぷり野菜にも、効率よく水やりができるようになると一安心。


しかし、わりかし電気代が高めのカンボジア。。。
電気が来たのはいいですが、電気代の請求が怖い。。。という意見も聞かれました。


数日後、村を再訪問して
「電気が来て、何が一番良かった(便利になった)か?」と村の方々に聞いたところ

「カラオケが出来るようになって良かった」と、なんともカンボジアらしい回答で、気持ちがホッコリさせられました。

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電気が生活に入ってきた事で、村の人たちの生活の幅も少しずつ広がっていけばいいなと思います。


NPO法人HERO
ツカジ

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