事実質問をしよう

こんにちは!
橋本です。

途上国支援をしていると事実質問の大切さを痛感します。
事実質問とは、5W2HでいうWHO、WHEN、WHERE、HOW(much、many)の質問です。

通常はWHYとWHATをしたくなりますが、
途上国支援の活動ではほぼ必要ありません。

もう少し具体的に書くと、WHYとWHATは自分自身に課す質問で、
以外は他人にする質問だからです。

なぜか?
WHYを聞くと言い訳が出てきます。
また、WHATを聞くと主観が入った意見しか出てこないからです。

最悪な質問例
「なぜ学校が足りないと思いますか?」(WHY)
「あなたの村には何が必要ですか?」(WHAT)

身近な例で言うと、遅刻した新人へのこんな質問も最悪です。
「なぜ遅刻したの?」(WHY)
「遅刻した原因は何だと思いますか?」(WHAT)

言い訳と主観的答えしか出てこないのが分かると思います。

そうではなくて、
「昨日は何時に寝たの?」
「家と会社は何分ぐらいかかるの?」
「目覚ましは何時に何回かけているの?」

このように事実を積み上げることで本当の原因が分かります。

途上国支援の場合だと、以下のようになります。
「収入はいくらですか?」
「同じ状況の人は村に何人いますか?」
「それは誰ですか?」

井戸を作った使用状況を確認したければ、このようば事実を積み上げます。
「今日ご飯食べました?」
「いつ食べました?」
「食べ終わった時食器を洗いましたか?」
「いつも食べ終わったら食器を洗ってますか?」

では、WHYとWHATの出番はいつか?
前述しましたが、この質問は自分自身にします。

「この家族が井戸を使っていないのはなぜなのか?」
「井戸に代わるこの家庭に一番必要なことは何か?」

「目覚まし時計もセットして会社まで30分で着くのに遅刻するのはなぜなのか?」
「何があれば遅刻をしなくなるのか?」

自分自身に課して、仮説を構築し、
検証をするために事実質問を繰り返す。

わかってはいるけど、
つい「何でだよ!」と声に出してしまいがちなんですよね。。

NPO法人HERO
橋本

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