【ツイステ考察】「グロリアス・マスカレード」と迫害するヴィラン
※注意※
「ツイステッドワンダーランド」の考察記事です。
ネタバレへの配慮はありません。
監督生はデフォルト名のユウ表記です。
こじつけや誤りがあるかもしれません。
公式の見解とは異なっている可能性があります。
マレフィセント2
オーロラはフィリップからプロポーズを受け、フィリップの母であるイングリス王妃がマレフィセントと会いたがっているということで、マレフィセントはアルステッド王国の晩餐会に参加する。
しかし、晩餐会で国王が呪いによって眠りにつき、王妃はマレフィセントに濡れ衣を着せ、地下の隠し部屋にある実験室でリックスピットルに妖精の花を使った妖精を消滅させる赤い粉を作らせた。
王妃は妖精に恨みを持っており、ムーア国の妖精をオーロラとフィリップ王子の結婚式に招待して騙し、赤い粉を使って襲いかかる。
マレフィセントモチーフのマレウスを招待する
魔法士を罠に嵌る為にパーティーに招待する
地下で準備を進め、花を利用して、相手に危害を与える
という点はロロとイングリス王妃は似ているか。
花の街でマレウスは「ノートルダムの鐘」のジャリがモデルであろうヤギと懐かれるが、マレフィセントはイングリス王妃をヤギに変えてしまう。
落ちるユウをマレウスは助けているが、城から落下するオーロラをマレフィセントは身を挺して助けている。
ポカホンタス2
ポカホンタスはイギリスとの交流のために一族の使者として舞踏会および晩餐会に参加することになる。
「What a Day in London」では、ロンドンに来たポカホンタスが好奇心旺盛にロンドンの街を楽しんでいる。
ラトクリフ総督はポカホンタスの故郷を襲う大義名分を得ようと、舞踏会でポカホンタスを野蛮人だと誤解させるように仕向ける。
舞踏会に招待され代表として行く
知らない街を散策して楽しむ
故郷を守る為にヴィランの野望を止める
という点はマレウスとポカホンタスは似ているか。
ノーブルベルカレッジの副会長と補佐はロロの悪事に気付かずに素直な気持ちで他校の生徒を歓迎しているが、ジョン・ロルフは罠があるとは知らずに(少女だからと侮ってはいたが)ポカホンタスを客人として歓迎して、舞踏会のためのドレスも用意した。
舞踏会でマレウスはロロと踊り、ロロは反省せずにマレウスを悪く言うが、舞踏会でラトクリフ総督はポカホンタスと踊り、前作のことを反省せずにポカホンタスを侮辱する。
ズートピア
逆さま祭りにおいて魔法道具による花火が物足りないとグリムが魔法で花火を上げるが、この行動はヤーサミーナシルクのトレイのパーソナルストーリーとは対照的ではないか?
トレイのパーソナルストーリーでは手持ち花火で遊ぶことになるが、魔法ではなく化学の力で楽しんでいる。
トレイが魔法が使える人間はあまり多くないと述べているが、ゲームにおいて魔法が使える人間が少数派だと判明したのはこれがはじめてだろうか。
「ズートピア」の世界では草食動物の数は肉食動物より10倍近くいるが、ノベライズ「真紅の暴君」では魔法が使える人間は10人に1人の割合と語られている。
ロロはユウを気にかけるが、本来ならユウはこの世界における多数派(マジョリティ)の魔法の使えない人間だが、ナイトレイブンカレッジにおける集団生活ではマイノリティな存在になってしまっている。
ジュディは多数派の草食動物かつ、繁殖力の高いウサギだが、ウサギの警察官は前代未聞であり、警察署におけるジュディの立場はマイノリティである。
(ただし、ロロの質問に対してユウが魔法を否定する選択肢が用意されていないので、魔法士に対する恐怖心はあまりないようだが。)
ロロは紅蓮の花を利用して凶行に及ぶが、ベルウェザーは夜の遠吠えと呼ばれる青い花を利用して、少数派の肉食動物を凶暴化させ、意図的に肉食動物の社会的地位を低下させた。
紅蓮の花を枯らす方法をエペルが実家での経験から思いつくが、ジュディは実家に帰ったことで肉食動物の凶暴化の原因を突き止める。
エペルもジュディも実家が農家だったことで事件の解決の糸口を見つけている。
ロロはマレウスからの贈り物である歌と踊りを不満げな様子で観ているが、「ズートピア」のエンディングではガゼルのライブをテレビ越しに不満げに観るベルウェザーが登場する。
ロジャー・ラビット
「ロジャー・ラビット」は実写の人間とトゥーン(アニメーションキャラクター)が共存しているという設定。
東京ディズニーランドに「ロジャーラビットのカートゥーンスピン」というアトラクションもある。
ドゥーム判事という人物が登場するが、判事は権力者であり、トゥーンをひどく嫌い、冷酷な性格をしているのでフロローと共通点の多いヴィランである。
ドゥーム判事は溶解液(ディップ)を使いトゥーンを殺す方法を見つけ、殺人容疑のかかったロジャーをディップで溶かして殺そうと執拗に狙う。
結局は判事でありながら自分の欲のために特製の重機を使い、トゥーンタウン(トゥーンが住む街)に大量のディップを噴射し殺戮する計画を企てていた。
(ドゥーム判事は計画のために人間も殺しているが)
終盤においてドゥーム判事の正体はトゥーンと判明。つまりドゥーム判事は同胞を襲っていたことになる。
ロロは魔法士でありながら魔法士を恨み襲う。
ロロはシルバーへお土産として魔法のハンカチを勧めていたり、救いの鐘を大切に磨き、ガーゴイルには優しく接していたので、危険性の低い魔法に関しては嫌悪感はそんなにないのかもしれない。
ロロは元々魔法が好きだったが、魔法によって弟が死んでしまい魔法を嫌うようになってしまう。
主人公であるエディは探偵の仕事でトゥーンを助け成果を上げていたが、弟がトゥーンに殺されてしまいトゥーンを嫌うようになる。
ロロもエディもぶっきらぼうな性格は似ているか。
アナと雪の女王
ロロの弟は幼いときに魔法が発現し、まだ魔法が使えなかったロロと一緒に魔法を使って遊んでいたが、魔法が制御出来なくなりロロの弟は魔法の炎に飲まれて亡くなってしまう。
魔法が使えたエルサは魔法が使えない妹アナの頼みで氷の魔法で一緒に遊んでいたが、魔法がアナの頭に当たってしまい、アナは意識不明になってしまう。
アナとエルサは、魔法が使える姉と魔法が使えない妹、姉の魔法によって妹を傷つけてしまい、アナはトロールのおかげで一命を取り留めるので、ロロとその弟の末路はアナとエルサの過去とは対照的。
「アナと雪の女王」シリーズは魔法に対して悪意を持つ人々が登場する作品である。
「アナと雪の女王」ではウェーゼルトン公爵が魔法を使うエルサをバケモノ扱いしていたが、小説「アナと雪の女王 エピソード0」では、アレンデールの国民が「アナと雪の女王2」に登場するノーサルドラ人を魔法を使いアレンデールを襲う恐ろしい奴らだと評している。
「アナと雪の女王2」において、アナとエルサの祖父、ルナード王が友好的なフリをしてノーサルドラにダムを建て、ノーサルドラ人を霧の中に閉じ込めた上に、ノーサルドラの長老を殺していたことが判明する。
ルナード王はノーサルドラに対して、魔法を使う連中など信用出来ない、魔法を使うことで自分が強くなったと思い込み、偉いと思っていると侮辱している。
ロロは魔法の力に溺れ、奢る魔法士が嫌いなようだ。
Mr.インクレディブル
デュースの召喚獲得のセリフにある、コミックに出てくる仮面をしたスーパーヒーローは「Mr.インクレディブル」だろうか?
「Mr.インクレディブル」は超能力を持ったスーパーヒーローが活躍していたが、パワーによる市街地の破壊や人的被害が懸念され訴訟を起こされてしまう。ヒーローに賠償金の請求をしない代わりにヒーロー活動を禁止され、普通の人々のように生活しなければならなくなる。
ロロが望んでいたのは「Mr.インクレディブル」のヒーロー保護法が適用されたような世界なのかもしれない。
アズールはマレウスの魔法によって鐘楼が崩壊してしまうことを危惧している。
「インクレディブル・ファミリー」のイヴリンは家に強盗が押し入った際、ヒーローに助けてもらおうとした両親が殺されたことから、ヒーローに命を預けたせいで両親は死んだとヒーローを憎むようになり、ヒーロー保護法を撤廃させないためにスーパーヒーロー達を操り地位を低下させようとした。
ロロは弟が死んでしまったことを周りの魔法士のせいにして、弟を亡くしたことで魔法士を恨むようになる。
家族の死から異能力者を憎むようになるのは、イヴリンとロロは似ているか。
ノーブルベルカレッジの生徒がドレスを用意してくれるが、「Mr.インクレディブル」では服飾デザイナーのエドナがインクレディブル一家のヒーロースーツを張り切って作っている。
ロロのユニーク魔法、「くすぶる欲望(ダーク・ファイア)」はフロローの「罪の炎」や、パリの火の海に落ちて死んだことに由来してるだろうが、能力としてはジャック・ジャックのパイロキネシスに似ているか。
アウルハウスと悪魔バスター★スター・バタフライ
TVシリーズ作品の「アウルハウス」と「悪魔バスター★スター・バタフライ」にも迫害するヴィランが登場するが、作品の重大なネタバレに触れるので、別記事をお読みください。