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Q 妊娠中に活躍するホルモンはいくつある?

①2種類
②4種類
③8種類

クエスチョンの答え

正解は③ 8つです。
これだけ多くのホルモンが体の中で妊娠を継続し、無事に
出産するために動いているのですね。
以下で妊娠中のホルモンについて、さっくりと説明していきます。

ホルモンの詳細

①黄体形成ホルモン(LH)
②卵胞刺激ホルモン(FSH)
この2つは排卵期に活発になります。

③性腺刺激ホルモン(またはゴナドトロピンhcg)
エストロゲン・プロゲステロンの生成を刺激して胎児の発達を助けます。
妊娠中の体のほてりを引き起こします。

④卵胞ホルモン(エストロゲン)
胎盤の育ちを良くしています。
気分の浮き沈みや、いわゆるつわりの症状を起こしてしまいます。

⑤黄体ホルモン(プロゲステロン)
子宮の内膜(赤ちゃんのベッド)を増やして、おっぱいと骨盤周辺の
血液の流れをより促します。

これらは妊娠初期に活発化します。

⑥リラキシン
お産に備えて関節や靭帯を緩めます。
お産の時には子宮頸管を柔らかく広げてくれます。
妊娠後期に活発化になります。
関節や靭帯が緩むと骨盤周りに痛みや違和感が出てしまいます。

⑦オキシトシン
母乳の分泌を促します。ママとのきずなを強めると言われる愛情ホルモンです。
妊娠後期から産後に活躍します。

⑧プロラクチン
母乳の分泌を促します。
また出産直後に痛みを忘れることができるのは、このホルモンの仕事です。
妊娠後期から出産後に活躍します。

③〜⑤は妊娠初期の体のほてり、つわり、気分の浮き沈み、疲労感、消化不良を起こすします。

妊娠後期から出産後に活発になる⑥〜⑧は体を元に戻そうとしたり、母乳の分泌を促す働きをしています。


ママのホルモン変化が忙しい時のパパミッション

★妊娠中から女性はホルモンの反動が忙しい!と理解しよう。

さまざまな時期にホルモンが動く妊娠〜産後の不調はホルモンの仕業であることがとても多いのです。
体だけでなくいつもとは違う不安やイライラを抱えることあり、本人も自分ではコントロールの効かない状況にストレスを抱えてしまっていることもあります。
こんな時、パパやご家族はいつもの状況と思わずに見守ってください。
本人の思っていることを「ただ聴く」姿勢も大切ですよ。

★妊娠初期ならでは辛さも多数あると知っておこう!

外見上、体型に変化がない妊娠初期は、この時期特有のつらさを理解してもらえないもどかしさを女性は抱えています。
お腹の赤ちゃんに女性自身も実感が伴なわないことも。
それでもお腹に抱えた命のことは心配で不安で、何かあったらどうしようとハラハラしながら過ごしている人が多いのです。
もし、外出時に妊娠マークをつけているかたを見かけたら、どうぞ座席やエレベーターを譲ってくださいね。

妊娠初期。
胎盤が完成するまでは流産の発生が多い時期なので、万が一を考えて
職場の直属上司意外には妊娠を伝えていないこともありますよね。
体調も万全ではない中で、普段通りの生活をしていると、気を張り疲れを
感じやすいと思います。
「つらい」「不安」をそのままにせず、パパもママもお互いに気持ちを伝え合いましょう。
より多くのコミュニケーションをとることは、産後にもきっと生きてきます。



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