運命のような、偶然の出会いだった

小さい頃は、積み木に熱中する女の子でした。現在は、薬剤師として医療の世界で活躍。悩みが尽きない大学生時代を過ごし、「最初、だっぴは寄り道のつもりだった。もやもやするからとりあえずやってみようかな、と飛び込んだら、どんどんはまっていった。」そう彼女は語ります。

――だっぴに入ったきっかけは何だったのですか?

大学3年生のとき、サークルに入ってなかったので、大学生活にだんだん飽き始めていて(笑)。そんなとき、友達に誘われて、地域の方主催の、粟の脱穀体験に参加しました。

そのときの帰り道に「だっぴって知ってる?」と、紹介されたのがきっかけです。しかも、そのときの『だっぴ 50×50』の実行委員長がガッツがある人で、すぐに連絡がきて、行ってみることになりました。

それまでも色々とボランティア活動をしていたので、いつだっぴに出会ってもおかしくなかったのですが、あと半歩のところで止まっていた気がします。「学校」という括りにとらわれていたので、なかなかその一歩が踏み出せなかったのかも。

そのときの私がたまたま「外に出てみたくて、とあるイベントに参加してだっぴを紹介してもらい、そのとき の委員長がガッツのある人だった」という偶然が重なったのだと思います。


――その後、だっぴではどのように活動をしていたのですか?

『だっぴ 50×50』の実行委員をしたり、「医療」というテーマを絞った『ぷちだっぴ』でリーダーを務めたり。そのぷちだっぴをした頃から、何だか吹っ切れて、どんどんはまっていった気がします。

自分の悩みとか、もやもやした想いとか、そんな自分本位な気持ちが、誰かのためになったりするんだなと。
イベントを企画する上で、「誰かのために」というのも、もちろん大切だけど、始まりは「自己中な感覚」の方がうまくいくこともあると思います。イベント企画を進めるうちに、自分自身の悩みと社会問題とをすり合わせることが楽しくて、やりがいになっていきました。


――すごく活動的な印象を受けたのですが、高校生の頃から生徒会長をしたりなどしていたのですか?

全然!高校生のときは、美化委員でした。別に掃除が好きなわけではなくて、なんとなく。笑


だっぴは"筋トレルーム"

だっぴでは、やったことないことをたくさんさせてもらいました。でも、それって、やってみないと分からないことばかりで。
例えば、ミーティングの司会をしたとき、「わたし、こういうキャラじゃなかったけど、やってみたら意外とできるんだなあ」と気づいたり。

経験によって、「普段は意識しないけど、わたしにはこんな力があるんだなあ」って気づかせてくれました。
そうした経験では、(クリアするには)そのとき持っている筋肉だけでは足りなくて、頑張って少し鍛えないとクリアできない、みたいな(笑)。
だから、筋トレルームです!


――そんな筋トレルームで、どこの筋肉が一番鍛えられましたか?

「人に対する見方」は変わったと思います。

その人の一部分だけを見て、「苦手だ」とか「嫌いだ」って思ってしまっていたけど、人は多面的だということに気づきました。
だから、尊敬の仕方も変わったと思います。苦手だったり、嫌いでも、ここは尊敬できるなって。その人の全てを否定しなくなりました。


――これから、どんなことに挑戦していきたいですか?

だっぴで活動していたからか、「教育」に興味があります。
AI が発達してきている今、薬剤師が生き残るには、学び続けることが大切なのかなと。そんな、薬剤師教育の仕組みづくりに携われたらと思います!


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