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2020年2月相談会

2020年2月は、都合により夕方からの勉強会ができなくなってしまったので、3組の個別相談を2日間に分けて行いました。

CSIの個別相談は、親子でご参加いただくことが多くなっています。
現在特別支援学校に通っている方もいれば、卒業した方、大人になってから何らかの病気を発症された方もいらっしゃいます。

どんな方にも共通しているのは「自分でできることを増やしたい」という思い。
子どもたちはいつか親元を離れるときが来るし、親御さんにとっても同じく子どもと離れなければならないときが来るので、そのときに備えてという親心もあるのだと思います。

でも実際は、自分でできることが増えることで本人がグングン変わってくる...ということに私たちも驚きます。
表情が明るく変わったり、次にやりたいことが出てきたり。

技術を使って自分でできることを増やせることは希望なんだと思います。
ひとり立ちしたいとか、親(または子)が世話をできなくなったとしても自立できるようにということ以前に、自分の生活に希望を見出すことは、人としての尊厳にこんなにも大きくつながるんだなぁと、参加してくださる方の姿をみて実感します。

だから、諦めずに適切な技術を探して、方法を考えればいい。技術も人間もどんどん進歩しているはずです。
でもそれを親子・家族だけでやるのは大変だから、行き詰まりそうなときは、ぜひ私たちCSIに相談してください。

諦めないと言えば、最近「目が見えない方でスイッチでiPadを使いたい方がどうやったら操作してできるか」の相談がかなり増えています。
数年前なら、私たちも方法が浮かばず、もしかしたらちょっと諦めモードになっていたかもしれません。
でも、技術も私たちも進化していますから、少しずつ解決策を出せるようになっています。できないと思えることでも、みんなで考えればいい考えが思い浮かぶこともあります。

みんなで一緒に考える場をこれからもCSIとしてつくっていけたらと思っています。

記録:島津あすか

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