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「自然と科学」

ひょっとして今日も雪か?と心配したが、朝起きて一安心。今日は雪掻きから解放された。東北の雪国では毎年の事だと思うと、自然とは人に多くの試練を与えてくれるモノだとつくづく感じる。

私は、空を見るのが好きで、夜空に浮かぶ星を眺めるのも好きだ。新たに購入はしたものの、忙しくて調整が出てきていなかった天体望遠鏡も、今年の夏は奥さんの実家である、大好きな福島県喜多方で夜空を見ることができそうだ。毎日のように空を見ていると、雲の形に興味を持ってきた。ある日、飛行機雲に似た雲が空の東西を切り裂くように横たわっていた事がある。

私も人間、自然の中に生きるモノとして、嫌な予感を感じた。すると明くる日、地震がおきた。偶然だろうと思った。所が、またある日同じような雲が見えた。やはり来た。地震はまた来たのだ。そこから、自分なりの分析をしてみた、すると、その雲が出ると、ほぼ10日前後で地震は起きていた。

これはあくまでも自分と自然との対話だと思っている。いわゆる科学・化学的根拠はない。ただ、雲の起こる原理、気象条件、様々な科学・化学的知識を、自然現象に当てはめている。地震のメカニズムは理解できている。それはあくまでも知識でしか過ぎない。知識とは、様々な検証に基づき、最終的にのこった事実だろう。すると、そこには多くの選択肢は残されていない。

何を検証すべきかそこから次の可能性が生まれる。科学的知識などいらない。必要なのは、疑問と好奇心だけで良い。良くテレビの超常現象にゲスト出演される教授がいる。番組を面白く演出される為だろう、科学的・化学的知識の枠内からでしか判断を下さない。でも、そろそろ、多様な考え方による仮説を立てて頂ければ、更により科学的な番組としてグレードアップされるのでは無いだろうか。其の方が教授の真価を発揮できる筈だ。

もうすぐ、あの3・11がくる。当日も、翌日もあの地震雲は出ていた。こうして、一時、生徒達と検証を試みたことがある。地震雲が出てから実際に地震が起きるのかどうかという単純なものだ。ここで確率の計算もした。事実として伝えれば、私たちの予測した地震発生の確率はかなり高かった。ただ、地域指定も、地震の規模も予測はできなかった。

ここで科学的データとつきあわせて予測ができるかもと、淡い夢を描いた。実際、アマチュアで、こうした活動は全国で行われているらしい。自然のメカニズムは単純であって複雑だ。複雑にしているのは意外にも私たち人間かも知れない。暫く、忙しくしていたのでゆっくり空を見る時間も取れなかった。今日こそと思い、空を見上げたが、一面雲で覆われていた。之では観測どころではない。たまにはゆっくり休めと言うことかと勝手に決めた。

2014/3/2


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

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