第一回湘南アップサイクルフェスタ開催レポート
2022.5.28(土)、29(日)両日とも快晴
5/28(土)、29(日)の二日間に渡って、夏を思わせるような快晴のもと、第一回目となる湘南アップサイクルフェスタが、WeBase鎌倉、由比ガ浜で開催されました。
NPO法人 日本エコロジーアップサイクル協会は、湘南アップサイクルフェスタ実行員会の主管を努めさせて頂きました。
テーマは、湘南の今を感じ、アクションを起こそう 〜 feel to action 〜
気候危機の原因である海をはじめとするするゴミ問題、鎌倉はじめ全国で問題となっている竹害、鹿や猪などが農作物を荒らす獣害など様々な地域課題がありますが、これらの課題は、経済合理性のみを追求した行きすぎた資本主義によって人間が、自然界のバランスを崩しているのが原因であると考えます。
この湘南の地で、風、波、匂いを感じると共にいろんな課題も感じて頂き、アクションに繋げて頂けたらとという思いで湘南アップサイクルフェスタを開催させて頂きました。
アップサイクルとは、ゴミになってしまう物を価値のある物に替える事を言います。
例えは、NPO法人 日本エコロジーアップサイクル協会では、紙袋、コーヒー豆のプラ袋、チョコレートの箱、小麦粉袋などをマスク入れ、名刺入れ、手帳型スマホカバー、エコバッグなどの実用小物にアップサイクルする事でゴミを減らす活動を行なっています。
世の中には、そのままではゴミになってしまう物が沢山ありますが、独自の手法を使って、アイデアを入れる事で価値のある実用小物にアップサイクルする事ができます。
アップサイクルは、環境問題をはじめとする様々な地域課題を解決できる可能性を秘めています。
湘南アップサイクルフェスタでは、アップサイクルを軸としたワークショップ、マルシェ、お話会&展示。そして、海の状況を感じる為にビーチクリーン、アップサイクルトレーニングを開催しました。その様子をレポートさせて頂きます。
Day1(5/28)
《 竹トングワークショップ 》 by 流木工房 鎌倉島 原嶋 さん
鎌倉はじめ全国で竹害が問題になっています。そんな竹を使ってゴミ拾い用のトングをアップサイクルしました。午前と午後の2回開催されました。
午前の部の参加者は4名、鎌倉在住の方、中には愛知からご参加頂いた方もおられました。
鎌倉島 原嶋さんの指導のもと真剣な眼差しで作業が進みました。途中、歴史を始めいろんな話題も原嶋さんから聞けました。
アシスタントの方のサポートを受けながらも、二時間足らずで4本の竹トングが完成しました。
ワークショップは、2時間足らずでしたが、竹を割って加工する手間に時間がかかり原嶋さん曰く、一本作るのに一日かかるそうです。
午後の回と合わせて、この日7本の竹トングが完成しました。
《 トングバッグワークショップ 》 by 折人®︎ 木村 さん
竹トングを持ち運ぶ時に便利なバッグを、ビールの原料であるモルトの入っていた袋からアップサイクルします。モルト袋は、鎌倉ビールさんから頂きました。
参加者の方は、お一人でマンツーマンのワークショップとなりました。
「CRISP」の文字がバランス良く出るようにモルト袋を切り出します。アクセントの紐の色をお選び頂き制作スタートです。
途中、アップサイクルに関するお話などをしながら制作は進みます。肩紐を長めに作って、最後は、肩に掛けて長さを調整して、肩紐を貼り付けて完成です。
一時間半足らずで、できあがります。
《 自転車洗浄 》 by ラバッジョ 新田 さん
イタリアでは、自転車洗浄サービスが一般的らしいですが、そのサービスを日本で初めてやられたのが、LAVAGGIO(ラバッジョ)さんで、この日は、大阪から軽トラックに機材を積み込んで、湘南アップサイクルフェスタにご参加いただきました。
動力が人力である自転車は、元々環境に優しい乗り物で、bicycleとupcycleの
「cycle」繋がりという事もありご参加いただきました。
青空に、LAVAGGIOさんののぼりが際立ちます。
会場のWeBase鎌倉さんは、海まで徒歩1分という立地で、その海沿いにR134があり、そこを多くのサイクリストの方が、走っておられます。
この日も、噂を聞きつけてサイクリストの方がきておられました。
この赤いロードバイク、かっこいいですよね。
タイヤなどのパーツを外して、泡状の洗剤で洗っておられました。
この洗剤は、海に石油が流失した時にその石油を分離するのに使われる成分が入っている自然に優しい物だそうです。
開催時間中、途切れる事なく予約が入っていて大好評だったようです。
Day2(5/29)
《 ビーチクリーン 》
二日目は、由比ガ浜のビーチクリーンからスタートです。
この日は、前日よりも更に空が青く晴れ渡っていました。
トング達が、参加者の皆さんを待っています。
原嶋さんに、ビーチクリーンの注意事項をお話頂きました。
原嶋さんのお話に真剣に聞き入る参加者の皆さん。
ビーチクリーン リーダー renew 山下氏
3つのチームに分かれて、先ずは、自己紹介から。ぼくらはしぜんたいの池田氏
協賛企業 株式会社ビルスキル の長谷川社長にもご参加頂きました。
Z世代代表、古着をバッグにアップサイクルする活動をされているcarutenaさんのメンバーの方にもご参加頂きました。楽しそう。
流木を素敵に使うアイデア。これもアップサイクル。
流石、早川先生!
こんなプラごみも。
参加者全員で集合写真。
最後まで、ありがとうございます。
《 ビーチコーヒー 》 by Chair COFFEE ROASTERS
ビーチクリーンの後は、気持ちよくビーチコーヒー
マイボトル、マイカップにサーブ!!
鎌倉の海はいいな!
笑顔がはじけます。
《 アップサイクルビーチトレーニング 》 by ぼくらはしぜんたい
竹を使った新しい試み
アップサイクル ビーチトトレーニング。
竹を使ったトレーニングをいろいろ考えて頂きました。
そのままでは、放置されてしまいそうな竹を一緒に切り出しに行きました。
参加者の方の感想
・手に馴染む感触
・表面がすべすべしていて、手触りが気持ちいい
・左右の太さや形状が握る部分によって微妙に違うので、感覚が研ぎ澄まされる
今後の広がりが楽しみです。
《 ビーチラグビー 》 by ぼくらはしぜんたい
湘南アップサイクルフェスタに協賛頂いた企業の一つのfreebee株式会社の中島社長が中心になって、ビーチラグビー のチームを作られています。
聞いた所によると、ビーチラグビー ではタックルの代わりにタッチだそうです。なんか手軽にできるらしいです。
写真左端が、中島社長。チームで一番の年上だそうです。
《 アップサイクルマルシェ 》
・ 鎌倉島
流木で作ったフレーム、シーグラスネックレスなど
・ renew
海のプラごみをアップサイクルしたアクセサリー
・ carutena
古着をバッグにアップサイクル
・ 鎌倉竹部
竹を編んだ籠、コーヒードリッパーなど
・ 折人®︎
小麦粉袋をアップサイクルしたエコバッグ、鹿革ミニポシェット
《 アップサイクルワークショップ 》
・ さくら貝ハンター
ビーチコーミングからご参加頂きました。
ビーチコーミングの後は、ワークショップ
さくら貝からピアス(イヤリング)を作ります。
男性は、さくら貝からスマホストラップ
ダブルピンセット!!
・ 鎌倉島
流木ハンガー
・ 鎌倉竹部
竹編みコースター
安定するまで大変そう。
《 お話会&展示 》
・ carutena 古着の出前授業
・ 全日本鹿協会
野生の鹿の増加が問題になっています。
二日間で、盛り沢山の内容となりました。最後に、ギューッと絵日記にまとめてもらいました。
やっぱり、素敵なロゴののぼりが真ん中にきますね。
最後に、参加して頂いた方、ご協賛頂いた方、準備段階でご協力頂いた方、今回のイベントを告知させて頂いたFM、地域情報誌の方、当日の運営を手伝ってくださった方、湘南アップサイクルフェスタに関わってくださった皆様に感謝致します。
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