いいキッカケは、どこへ行けば見つかる?
いつも321プロジェクトを応援していただき、ありがとうございます!
広報担当の石原です。
「些細なキッカケで人生は大きく変わる」という考え方を軸に、
私たちはキッカケの場づくりをしています。
場をつくる当事者として、「そもそもいいキッカケって何だろう?」
そんな疑問がふと浮かんできました。
いいキッカケについて色々考えてみたので、今回はそんなお話をしていきます。
いいキッカケって何?
いいキッカケについて考える前に、私たちが日常のどんな場面でキッカケについて触れるかを考えてみましょう。
「何がキッカケでその分野に興味を持ったの?」
「どういうキッカケで仕事の成果が出るようになったの?」
という質問に対して
「実は○○がキッカケになってぇ…」
こんな会話を、誰もが一度がしたことがあると思いますし、私も頻繁に体験しています。
そしてこの○○の部分には、人との出会いだったり、挫折の経験だったり、その人が今に至るまでの物語の転換点を表す際にキッカケが用いられると思います。
ちなみに、巷に溢れるサクセスストーリーなんかも、こういう構成で語られることが多いです。
「こんなどん底から、こんなきっかけでこんなに素敵な人生になりました!」
という具合に。
多くの人はこうした物語が好きだし、好きということは、潜在的に自分の人生にも求めているのだと思います。
いいキッカケとは“自分の人生という物語を面白いものにするために必要な出来事”と考えられるかもしれません。
いいキッカケはどこにある?
じゃあそのいいキッカケはどこに行けばあるのでしょうか。
自分の人生を一気に好転させ、面白いものに変化させるための魔法のようなキッカケは、
どこに行けば見つけられるでしょう。
この疑問について、夕日を眺めながらずーっと考えていたら「そんな場所は存在しない
よ」と、一向に答えが出ない私を見かねて。夕日が代わりに教えてくれたような気がしました。
その答えは大きく2つありました。
1つ目は、キッカケというのは後から気付くものだから。
私の場合、私が321プロジェクトに参加する一番大きなキッカケは、代表の岡村さんと出会ったことです。
でも、321プロジェクトに入りたくて岡村さんと出会ったわけではありません。
出会いは単なる偶然です。
つまりキッカケは、ある出来事が後から振り返ったときに初めてキッカケになるのであり、出来事に出会った時点ではキッカケにはなり得ません。
そもそも、もし狙った結果のためにある出来事であれば、それはキッカケではなく、ただの目印みたいなものです。
2つ目は、いいキッカケは、人とタイミングによって変わるから。
これも私の例で述べますと例を出しますと、私は、『PSYCHO-PASS』というアニメが大好きです。
このアニメを通じて、「万人にとって幸せな人生は存在しない」という価値観が、私の中に強く刻まれました。
※『PSYCHO-PASS』の魅力については別の機会があれば語りつくします
その後、この価値観が「人生に正解はない」という考え方を持つ321プロジェクトと共鳴しました。
実は、NPOに参加するという選択をしたキッカケの1つになっていたのです。
では、『PSYCHO-PASS』を観た全員が321プロジェクトに参加するかと言えば、絶対にそんなことにはなりません。
むしろ私以外にそんな特殊なキッカケになった人はいない可能性の方が高いでしょう。
また、『PSYCHO-PASS』を観たタイミングが数年早かったリ遅かったりしたら、これほど大きな影響を受けて居なかったかもしれません。
まとめると、いいキッカケは、出来事そのもの以外にも、タイミングなどそれ以外の不確定な要素の影響がとても大きく、再現することはなかなか難しいでしょう。
キッカケの本質は“偶然”です。
最初の疑問に答えがあるとするならば、いいキッカケに出会えるかどうかは運次第のではないかと思っています。
だから面白い、キッカケとの出会い
いいキッカケがどこにあるかを期待して読んでくださった方にとっては、少し残念な結論だったかもしれません。
でも私は、この結論に至ったおかげで、逆に新しい発見がありました。
いいキッカケの本質が“偶然”ならば、日常のありとあらゆる偶然がいいキッカケになり得るということです。
偶然出会った人
偶然見つけて入ってみた雑貨屋さん
偶然読んだネット記事
忙しい日常の中では忘れてしまうこんな小さな偶然が、何年後かのあなたを創る大きなキッカケになるかもしれません。
一発で人生が変わるキッカケなんてそう簡単に出会えるものじゃないけど、あらゆる偶然そのものに可能性があり、可能性が及ぼすその変化を楽しむ、そんな向き合い方がきっと楽しみになるのかなと思います。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました!
サポートを是非よろしくお願いします。応援してくださった方の名前を掲載します。読んでくださったこと、出会ってくださったことに感謝。