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【実話】人生はちょっとしたことで大きく変わる場を作るNPO法人321プロジェクトの設立の物語<NPOの自己紹介>2023年1月2日追記

はじめましてのあいさつ

NPO法人321プロジェクトの代表理事のおかむらと申します。
321プロジェクトのnoteに訪問頂き、ありがとうございます。

一期一会のご縁に感謝。

はじめまして。
私達団体は東京都にあるプロボノ集団のNPO法人です。
私達は、”人生はささいなキッカケで大きく変わる”と考えています。
きっかけは、何気ない会話・人との出会い・知らなかった事の学びなど。
発端は、相対的貧困である母子家庭出身のおかむらの体験からです。
意図して人生を変えるということはできないと考えています。
自身が考える人生の分岐点の前には自分が意識していなかったキッカケがありました。
だからこそ、人生が変わるキッカケが生まれる場を作りたいと意図しない場づくりを通じて、人生の拡がりを増やせればと活動しています♪

NPO法人化までの物語

人生はちょっとしたことで大きく変わったことはないでしょうか?
私は人生は自分が人生を変えるなんて考えてもいない、些細なことで大きく人生の選択が変わったことがあります。

意図しないちょっとしたことで大きく変わった物語を書いてみます。

NPO法人は ささいなことで人生は変わる を体現した法人です。

さかのぼる・・2020年9月・・
30代後半になった自分の人生を考えなおしていました。
その中で改めて学び直すことを通じて自分の人生の可能性をひろげようと、仕事をしながら大学院に通いはじめました。
大学院のビジネススクールは、卒業すると、MBA(えむびーえー)という学位を頂く事が出来ます。
本屋さんに並ぶビジネス書の著者の自己紹介には、”○○大学MBA”といった記述が沢山あります。
MBAは経営学修士という意味なのですが、日本のMBAは価値がないとも沢山言われてきたという所もあったので、MBAを目指す存在としてのそんなことないという反骨精神みたいな気持ちが心の片隅にあり「アントレプレナーシップ(起業家)ゼミ」に参加しました。

アントレプレナーゼミでは、一言で言うと「自由」です。
これをしてくださいねと言ったことは一切ありません。
自分で全て決めて実行していくのです。
私は「自分が持つ資源のみで何かをしよう」と取り組みはじめました。
ここでいう自分が持つ資源とは、自分です。

MBAを学ぶ者としての使命は、
「世の中に新しい問いをたてるか、世の中に新しい発見や価値を提供すること」だと意識していました。

何をするか悩みましたが、自身が母子家庭出身であることもあり、学ぶことが人生を大きく変化させることを自分の人生で感じていたので、何かしらの学べる場をつくりたいと考えました。

私は大学院を卒業するような家庭ではなく、勉強とは本当に無縁でした。
中学の先生は「どうして毎日出席しているのに、そんなに(こんなに)成績が悪いんや?」と不思議がっていました。

私は逆に(どうしてこのような勉強をしないといけないのかわからないのだが)と思っていました。
義務教育で学ぶ授業は自分の暮らしを楽にしてくれないのです。
だからこそ、お金の事とか人生にはもっと学ぶべきことがあるのではないのか?と感じていたのです。

この状況でも、ささいなキッカケで人生が大きく変わることがあります。

勉強に興味がなかった私ですが、大学をアルバイト3つの掛け持ちと、二つの奨学金を借りて卒業しました。進学のキッカケは担任の何気ない「親孝行を考えるなら大学進学。初任給が5万円かわるぞ」という一言です。

自分で何かをすることは決めたものの、
テーマを何にしようかと考える中で、影響を受けたのは、
秋元雄史さんの「アート思考」という本です。

秋元雄史さんのアート思考で、
『生き方とはアートである』ということに気づきました。

自分自身という人生において、どう生きる(アート)のかと感じました。
ただし、自分はアート(正解のないもの)ではなく、
デザイン(決められたもの)になっているのではと感じたのです。

私の人生がデザイン化してしまっているとしたら、
もしかすると、他の人もデザイン化しているのかもしれない?!
ならば、生きるアートになる
面白さを伝えたいというような思いが生まれたのです。

私が好きな書籍の一つである岡本太郎さんの、「自分の中に毒を持て」を読む中に記載されている「人生は爆発だ」という言葉の意味を少し感じることができました。

この自分らしく描きながら命を生きるという事の感動を多くの人に伝えたいと、秋元雄史さんには無礼極まりないながらも、断られることを覚悟でお願いするなかで、お力を貸して頂き、イベントを実行しました。

1回目の開催日は、2021年3月21日にオンラインで実行しました。
321プロジェクトの名前はこの開催日が影響しています。
そして、もう一つ3・2・1(さん・にぃ・いち)で一歩踏み出してほしい思いも込めました。

ロゴもデザイナーAyukoさんに書いていただきました。
色は、人と個性を現わし、それが混ざり合い円を創り循環している絵です。

321プロジェクトのロゴ(現在も)

1回目のイベントは2点挑戦してみました。
1つ目は、「後払体感価格」という金額を決めず自由に金額を支払って頂く
(理由は、誰でもが参加が出来るように。お金の価値は一緒ではないため。自分の幼少期の母子家庭時代の体験。学ぶにもお金がないから、学ぶという選択肢がなかったこと。だからこそ、お金の価値は一致しないから後払体感価格にしました。)
2つ目は、提供するのは一期一会のオンラインの場のみ。
(理由は、時間という価値を感じてほしかったのと有限性の意味)

1回目の費用を捻出するのに、予算があるわけではないので、クラウドファンディングを実行しました。
当日は初めてのイベントかつ抽象度が高いものでしたが、30名程の方に参加頂きました。

参加してくださった人は、学ぶことの大切さを考えられるような
「豊かな人」が多く、過去の自分のような人には届けることができませんでした。

その結果を通じて自分自身の過去を思い返してみると、学びたいというような状況はなかったことを思い出しました。
学ぶということに興味を持てるような環境ではありませんでした。
(反社会的勢力のナンバー2が隣人という環境だったため、1年に1度は隣人を警察が連行していくような環境でした。)

1回目の反省点を活かして、2回目のイベントはかねてボランティア活動の機会を頂いていた京都市内の児童福祉施設の子供たちにヘリコプター体験をプレゼントする回にしてみました。

2回目のイベントの2点を意識してみました。
 ・児童福祉施設の子供たちにスペシャルな体験を
(理由 体験は人生の可能性を大きく広げる。ただし、即効性ではないため、将来の何かのキッカケになればいいなと共に人生の何かのタイミングで自分の環境に悩むこともあるかもしれないけれど、その際に乗り越える力になるかもしれないという思い)
 ・自分の子供ではない子供への体験機会を提供する体験をした人は何を学ぶのか、感じるのか?
(理由 自分の子供とは違う第三者に優しくなれる社会だとみんなが幸せになれると考えたから)

2021年7月の体験の1日を動画にまとめました。

2回目を実行するまでに色々な出会いがありました。
手伝いたいといってくれる仲間もいました。
その中で体験を提供することと、同時に生活をリセットできる場づくりをしたいなと構想するようになりました。

その構想を色々な人と共有する様になりました。
同時に、個人で活動する事の課題も感じました。

資金の不透明性と社会性の課題

クラウドファンディングで資金を集めてプロジェクトを実施する中で、
応援してくださる方の目線で考えると個人での活動の転換になりました。

資金の透明性を高めるにはどうすればできるのか?
応援して頂く存在になるにはどうあるべきか?
社会のために役立つとは何か?

NPO法人という非営利活動団体

社会性・透明性を維持するには?!と調べる中で、NPO法人という法人形態を知りました。
NPO法人は、10名(自分の家族などは除く)のメンバーが集まらないと設立できません。
東京都の行政指導も厳しいので適当な会計処理は出来ません。

NPO法人ならば、
資金の透明性(何に使ったか明確)・公益性の面でいいのではないかと考え始めました。

9名の仲間の存在

NPO法人化を考える中で、今の活動をNPO法人にするとしたら力を貸してくれる?と応援してくれている仲間に問う中で、力を貸そうとしてくれる仲間の存在があることで、NPO法人化致しました。

名称は個人の活動を引き継ぎ、321プロジェクトを法人名にしました。

法人化迄の活動の軌跡(2022年3月21日開催イベント上映動画)

2020年12月時点では1人ぼっちであーでもない、こーでもないと考えていたことが、1年後には法人化したことに自分自身が一番驚きました。
1回目のイベントをした時には、本当に想像していませんでした。

メンバーとの雰囲気(22年3月21日イベント前動画)

メンバーは東京・神奈川・大阪・京都・奈良・名古屋・沖縄とびっくりするぐらい居住範囲が全国多岐にわたっています。

ささいなことで人生は変わります。
是非あなたの力を貸してください。

元々何も考えていない運営だった個人から法人になる中で、継続性の懐疑がありましたが、「両利きの運営」を意識して321プロジェクトも動いています。課題は沢山ありますが、一つずつ向き合いながら乗り越えていきたいと思っています。

文:NPO法人321プロジェクト 代表理事 おかむら

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