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スマホ依存 vol.7

引き続き「ジョブズテスト」をご紹介。何問正解できるであろうか!?

6.スマホを使うと成績が下がるのは勉強時間や睡眠時間が減るためである。
①そう思う  ②ややそう思う  ③そう思わない

答えは③

【説明】 
仙台での何万人もの小中学生での調査では…
『自宅で毎日2時間勉強しても、スマホを4時間以上していると、授業しか受けていない子どもに負けてしまう』ことが判明している。
つまり、スマホを長時間使用している子供は、スマホ使用が少ない子供よりも長時間、自宅で勉強しても成績が悪い。
ということはスマホによって勉強時間、睡眠時間が短くなっていたことが成績悪化の主要因とは決め難く、他の原因を考える必要がある。

<補足>
「スマホは脳を変化させうる」ことを認識しておくことが重要。
ゲームやスマホの強い刺激に慣れてしまうと、勉強して「わかった!」「できた!」くらいではドーパミンが出にくくなってしまい、教科そのものに興味や好奇心がなくなってしまい、勉強が単なる作業になり、面白くなくなってしまい成績が下がる。

7.リアルで夢中になることがあれば、スマホ依存になる危険はない
①そう思う  ②ややそう思う  ③そう思わない

答えは③

【説明】 
スマホは「刺激」という意味でリアル以上に強烈なもの。それは、応答性=触るとすぐ反応があるということ。この「反応」が人間にとっては興味を強く惹くものであることを認識しておく必要がある。

<補足>
「そのうちあきる」というセリフは、古い世代のゲームで遊んでいたお父さんたちがよく言う勘違い。今のゲームは、無料で気軽に始めさせ、知らないうちに夢中にさせて課金させるビジネスモデル。
昔のものとは全く仕組みが違う!

8.ちゃんと話し合い、子どもが納得した約束ならスマホのことでも守ることができる。
①そう思う  ②ややそう思う  ③そう思わない

答えは③

【説明】 
スマホの怖さは脳を変化させてしまう。たとえ納得した約束であろうとも、脳が変化してしまえば約束を守れるかどうはわからない。また、高学年ほど約束は守れると思いがちだが、親をうまく丸め込ませてしまう知恵を持つので、高学年ほど守れない可能性は高くなる。

<補足>
そもそも子どもはスマホ欲しさにどんな約束でもする!

9.ゲームは好きなだけさせればそのうちあきる。
①そう思う  ②ややそう思う  ③そう思わない

答えは③

【説明】 
ゲームは依存症になるリスクが高い。一旦依存症となれば“飽きる”ことはない!。

<補足>
「そのうちあきる」というセリフは、古い世代のゲームで遊んでいたお父さんたちがよく言う勘違い。今のゲームは、無料で気軽に始めさせ、知らないうちに夢中にさせて課金させるビジネスモデル。
昔のものとは全く仕組みが違う!

10.フィルタリングよりペアレンタルコントロール(夜間などの機械的時間制限)の方がスマホ依存の防止には大切。
①そう思う  ②ややそう思う  ③そう思わない

答えは①

【説明】 
フィルタリングの場合は、LINEやYouTubeを通せば閲覧できてしまうので、機会的時間制限ができるペアレンタルコントロールの方が防止には大切。しかし、それも親が根負けしてしまえばそれまで。

11.子どもが思春期になると親だけで子どもに言うことをきかせることは困難である。 ①そう思う  ②ややそう思う  ③そう思わない

答えは①

【説明】 
親だけでの対応ではなく、親同士、また学校との連携が重要。

<補足>
前もってそういう対策をしておくことが大切。
 思春期になると、親より友達が大切になる。また、体力的にも逆転して強制的に言うことをきかせることもできない。最悪、刃物が出てくる。

12.赤ちゃんでもスマホ依存症になる。  
①そう思う  ②ややそう思う  ③そう思わない

答えは①

【説明】 
スマホは応答性があるという点で刺激が強い。赤ちゃんでも画面タッチは簡単にできてしまう。そうなると絵本を見せても反応が起こらないので興味が持てず、スマホにのめり込んでいってしまう。

*衝撃のエピソード 1
 私は実際に「あ!この子はもうスマホ(ゲーム)依存になっているな…」という2歳ぐらいの子を見かけたことがある。劇場で人気のキャラクターショーが始まるのを待っている間、スマホのゲームに熱中していたその子どもは、もう間もなく始まるという頃になってもゲームをやめる気配がまったくなかった。親が何回か「やめなさい」とか「もう終わりよ」と声をかけても「いや!」と言って言うことを聞かない。
 いよいよ始まりの音楽が鳴り、幕が上がって主役のキャラクターが目の前に現れても全くそちらに興味を持つことなくスマホから目を離さない。オープニング、キャラクターたちが歌って踊っているのに見向きもしない。
 異様な光景だった。母親が、「もういい加減にしなさい!」と強制的にスマホを取り上げた途端…その子は「ギャー!」と奇声をあげ母親からスマホを奪い取ろうとしていた。発狂という言葉がピッタリ。一連の光景を目にして、私はゾッとしてしまった。
 スマホでゲームをやっている間はとても静かで(静かすぎるほどで)親子での会話もほとんどなかったということも付け加えておきたい。

*衝撃のエピソード 2
今問題になっているのがスマホ子守りだよね。赤ちゃんが泣いてぐずっても、スマホを触らせれば泣き止む。この間、病院の待合室にいたら2歳くらいの子ども連れのお母さんがいて、子どもがずぅ~と、うろうろ歩き回っていたんだよね。待合室には他には男性1人しかいなくて。そしたら、歩き回っている子どもがこっちに近づいてきた。もしかして、私に関心があるの?ちっちゃいけど私の魅力がわかるの?なぁ~んて思っていたら、今度は男性の方に近づいて行ってじぃ~と見つめているじゃん。もしかして、この子、男性も好きなの?って思ったら、お母さんに向かって「スマホ、スマホ!」って叫び出した。・・・そっかぁ(泣)、そう言えばこの子が近づいて来たタイミングって私がメールチェックしていたときだな。・・・私でも男性でもなくて、スマホかぁ~。人間なんて目に入ってないってか。最初はお母さんも「スマホはない」って言い張っていたんだけど、他人がスマホ取り出すと物欲しげに近づくし、「スマホ」連呼だし、お母さんついに折れましたねぇ~。良くないことって分かっていても世間の目も気になるよね、お母さんとしたら。その子はソファーにゴロンって横になって黙々とスマホを触り出した。もう、自分の世界へ没入、お母さんとは目も合わせない。あのうろうろはスマホを渇望して、スマホに引き寄せられて・・・って、もう既に依存じゃん!この年齢からこうなら、もっと小さい時から触っているでしょう?お母さんが気を付けなきゃと思っていても、おじいちゃん、おばあちゃんが可愛い孫にねだられて触らせちゃうパターンもアルアルだし。
スマホは赤ちゃんが分からずに触れてもなんらかの反応があって、この応答性が強力な依存を生むし、むしろピュアな赤ちゃんの脳の方が素直に環境の影響を受けるよね。脳の発達に悪影響だし、目を合わせての周囲との交流が無くなる。だもんで、情緒や愛着や言葉の発達にも良くない、そういう危険性を周囲の大人が理解することが必要ないんだよね。赤ちゃんの内なら依存症になってもスマホから引き離す、一定の年齢になるまでは触らせない、孫にねだられてプレゼントするのもやめましょうって、まずは赤ちゃんにとって身近な大人が協力しあっていくことが大切だよね。

13.生まれたときから新しいデジタルツールに触れさせてデジタルネイティブとして育てるほうが子どものために良い。  
①そう思う  ②ややそう思う  ③そう思わない

答えは③

【説明】 
スマホの世界は所詮「仮想世界」。リアルを知っているからこそ仮想世界はリアルとは違い、現実に生きていく世界ではないことがわかる。しかし、物心つく前からデジタル世界を知り、リアル世界を知らなければ生身の人間理解が未熟なまま成長し、犯罪に巻き込まれる、あるいは犯罪を犯すことにも
つながる。

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