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NPDとは少し違うけれど微毒な人たちの正体とは

NPDっぽいけれど何かパンチが弱くて微毒なNPD予備軍も結構いると見てまいす。正体は多分元々はNPD被害者の人たち。僕もこれだった自覚が強くあります。治ってるといいですが。大体の人はハラスメントを影響を受けてそれっぽくなったようです。NPDっぽいけれどタゲ以外の友達付き合いぐらいは普通にできたり、害さえなければ違和感も少ない気がします。


NPDというにはちょっと程度は弱くて毒も弱い人たち。僕の中ではNPDっぽいけれど少し違う、NPD傾向はあるけれど微毒な人たちとして慎重に付き合っていますが、NPDの特徴や行動を把握しているからこそ微毒で済むのかもしれません。もし、その辺の知識がなかったら餌食になるかもしれませんので、思い当たりのある方はNPDに関する傾向と対策を知っておくとベターです。そしてあっても気に入られたらタゲられます。

悲しい現実としてこの人たちもモラハラDVや毒親被害を受けて、そういう人たちに慣れて、しまいにはそちら側へ堕ちてしまったNPD被害者だった経緯もあるようです。自分の周りの毒親育ちの人がこのNPD予備軍のような存在になっているのを数例知っています。友人としては付き合えるけれど、一方的に気に入られたり、身内になったらキツそうというのが率直な感想です。

毒のある人はやっぱり毒親に?

予備軍の人たちは、周りを見る限りは虚言や加害こそあまり見られないものの、部下や距離の近い人間には毒になっている。なんかしらの被害はあったりする。モラ未満の微毒な毒親などもこの人種なのではと推察しています。 


友人である人間に対しての病的な虚言やハラスメント行為はないのですが、話を聞く限り「身内にはアカンかもしれん」そう感じたことは頻回ありました。どうやらお子さんに暴力を振るっている様子だったり、結婚しても早々に離婚していました。どうも親しい人にはNPDのようになってしまっているっぽい。

本人の口から聞く限りでも既にこの雰囲気でしたので、すでに身内の方からしたらNPD扱いされているかもしれません。

また、ご自身で自己愛性人格障害を自覚し、回復なさった方もこちらのNPD予備軍のようです、僕もホイホイだったり自己愛予備軍だったり色々ですが、どっちも持ち合わせることはあると思います。NPD被害による影響。

微毒な人たちは


Twitter界隈でも「過去に自己愛性人格障害者(NPD)だったけれど今は回復した」人はごく少数ながら存在しますし、100%ない話ではなさそうなのですが、結局「自覚して」「向き合うことができて」「回復した」時点で、ガチモンのNPDじゃないのではないのでしょうか。他の方もおっしゃっていましたが、そもそもが被害者側だった人たちのよう。被害者側も心の傷で加害者のようになるけれど全く同じではない。

ただ僕本人はガッツリNPD的思考を持っていた自覚もあるので、本当にやらかしから没落して自覚に至る経験が良かったようです。



自分自身がNPD予備軍から立ち直って


実は僕も、若い頃には配偶者に対して若干のモラっぽさや、恥ずかしながら子供の頃には虚言が見られました。バレなきゃ悪いことをしてもいいというクソメンタリティも持ち合わせ、今思えば結構しっかりNPDの特徴が見られていました。でもなんだかんだで友達もいて仕事も普通にこなせて、成人の頃にはやばいと気づいてすっかり虚言癖も治ってましたし、NPD予備軍から「自覚」と「勉強」で「回復」しています。

また、付き合いの長い恋人と若いうちに結婚をしたり、子供も生まれたりすることで自分の毒親被害に向き合ったのも大きいです。絶対に親のような毒になりたくなかったので。

また、配偶者と言い合いになった時「それ、モラハラじゃない?」「親にそっくりだよ」と言われてしまったのが結構でかいです。そもそも自分自身がNPD被害者だと自覚していたからこそ受け入れがたかったですが、今思うと確かにそれっぽかったですね。時間をかけて受け入れ、勉強し態度や言い方などを矯正しました。

(当時はすごい忙しくて疲れてたのでトゲトゲしてたという背景もあるのですが、だからと言ってモラハラをしていいわけでは決してありませんし、今は疲れたらトゲトゲ言わないよう一人になってます)



なぜ立ち直れた?


僕は、母親がアル中&NPD?BPD?のような感じで暴力とネグレクトの人(記憶が薄いのでそうであろうという感じです)ですが、父親と祖父母には結構ちゃんと可愛がられていました。なのでNPDの母親による毒親被害こそありますがちゃんと親類からは愛されていたんですね。覚えていませんが、父によると小さい頃は毎週のように父の方の祖父母に家に連れて行かれて溺愛されていたんだそうです。母の方の祖父母にも可愛がられていました。

搾取子でしたので母からの愛情には飢えていたんですが、心的に病むような愛着障害にならなかったのはこの辺が大きいのかなと。でも、やはり愛情が足りない部分はあったのか「軽めの愛着障害っぽさ」は少しだけありますが、性格的なものでもある気もします。病的ではないとは思っています。

NPDの親に育てられてもNPDになりきれなかったのは、子供の頃の環境や愛され経験、生まれ持った「そうなりやすい」素因や経験と知識による「複合的なものではないか」と思っています。僕は完全には揃わなかった。だから軽度で済んだし戻ってこれた。

逆に言えば、複合的かつ先天的・後天的に様々な素因が揃えば揃うほどNPDになってしまうということではないかとも今は考えています。


愛着障害が関連する?


僕の周りの微毒な人たちに共通する項目として「もしかしてこの人たちは元々はNPD被害者や愛着障害なのでは?」と感じるところが時々あります。大体毒親育ちで、話を聞く限り親と家庭環境がやばかった人たちです。毒親といえばかなり高い確率でNPDですし、だからこそその子供は生まれながらのNPD被害者の可能性が高い。そして育児がうまくはない傾向が強いNPD親が子供と愛着形成なんてできるのか?

NPD予備軍の人たちはNPDっぽさはそこかしこに感じるので親しくはなりたくない・距離感を大事に付き合いたい人対ですが、そもそも虚言や加害・ハラスメント行為が目立たない時点で本物のNPDではないはずなんです。あくまでもNPDの影響を受けてしまった似て非なる人たち。話を聞く限りでは被害者としての方が色濃い経験をしているのに加害者の様相もある。

そして僕が思うのは愛着障害との相関です。

幼少時の愛着形成はとても大事で、三歳児神話こそ否定されていますが、短時間でもできれば母親父親と触れ合い愛着を育てることがその人のとても大事な部分になると言われています。

昔には乳児を親から引き離し、愛着形成のない乳児院でただ世話をするだけの環境にするということが日本以外の国で行われたそうです。結果的に母親との愛着が形成できなかった結果、たくさんの赤ちゃんが死んでしまったことがあったと本で読んだことがあります。それほどに愛着はその人の基幹を作る大事なものなようでした。

健全な愛着を形成できずにいると、健康や精神的にも不調で、なぜか色々うまく行かない。最終的には加害者になってしまう。

界隈を眺め、時々本を読んでいる程度の僕なりの考えの一つでしかないのですが、NPD予備軍的な微毒な人たちは、どちらかというとNPDっぽいけれどちがう微毒な人たちは本物のNPDというより、ケースによっては愛着障害を併せ持ち、NPD被害を受け続けた故にNPD的思考に汚染された被害者かもしれないと思って見ています。


思い当たりがある方は、ぜひ愛着障害についても調べてみると色々わかる&幸せになるかもしれません。自覚したらあとは回復するだけですよ!

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