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15w2d: NIPTを受けた@ドイツ(12w)

12w5dに受けた初期精密超音波検査&NIPT

いつも通っているクリニックではこの検査をやってなく、質問をしたら「このクリニックに行ってちょうだい」と言われた専門機関。一般的な産婦人科ではなく、胎児検査専門のクリニックらしい。(調べたら、同じような場所はベルリン内にいくつかあった)

私が高齢出産ということもあるが、調べた感じ、ドイツ(ヨーロッパ)ではこの検査はごく一般的の様子。

12~14wくらい:初期精密超音波検査(割とみんな)&NIPT(希望者)
22~24wくらい:中期精密超音波検査

これに加えて、もし異常の傾向があったりハイリスクな妊婦は、精密検査が2回ほど追加される模様。

ドキドキの当日with夫

クリニックに着くと、色んな説明書に目を通しサインをしなければならず、翻訳も使いながらなんとか終了。
いよいよ検査。薄暗いお部屋に通され、中年男性の医師が担当だった。

でこの人がめーちゃくちゃ声小さい!ただでさえ英語の医学用語の聞き取りは四苦八苦なのに、こりゃもうお得意の文脈で読む&重要な単語だけ聞き取る、にシフトチェンジ。

エコーは経腹。色んな角度からエコーを当てて、左右から、下から、頭の上から、首の後ろの厚さ(NT)、身体の断面図から心臓のチェック、心拍、胎盤の様子、等々…
まじで聞き取りずらかったが、おおよそ「OK」「リスクは低い」的なことを言っているんだろうというのは分かった。10分?15分くらい?で終了。

超音波検査の限りでの、トリソミー13、18、21についてのリスク可能性をその場で説明される。細かい数字は画面が小さくよく見えなかったが、後から紙でもらえるということ、そして話している限りではリスクは極めて低い、と言っていることも分かった。

受付で結果の紙を受け取り、と同時に今度はNIPTの申込用紙を渡され、再度翻訳しながら記入。シンプルに3種のトリソミー異常だけを調べるものから、性別判定などその他のオプション付プランもあり、念のためMAXプランで申込。
その後NIPTのために2本採血をし、10営業日後くらいに電話で結果が来ること、その後レターも送ってくれると伝えられ、クリニックを後にする。

超音波検査の目検が、どのくらい正しいのか分からないが、あのぼそぼそ先生の言う事を信じて待とう、と受ける前よりは少し晴れた気持ちでこの後を過ごすことができた。

すぐきた電話での結果通達

予想に反し、3営業日後にその電話は来た。
あまり英語が喋れない人だったようで、「OK」という内容のことを言われて終わる。本当なのか…?でも聞き返したしな…いったん夫と喜ぶ。
そして検査から7営業日後に正式レターが来た。

・トリソミー13、18、21:いずれも0.01%よりも低い確率
・胸腺低形成(ディ・ジョージ(DiGeorge)症候群/22q11.2欠失症候群):リスクは低い(1%未満)
・X/Y性染色体異常の可能性:測定できず
・性別判定:測定できず

測定できず、と出てしまった項目は、「NIPTテストを行うと1%の確率で発生することで、これと異常の有無は関係ない」と説明があった。
。。。よく分からないけど、主目的のトリソミー異常のリスクは極めて低いということが、超音波検査+血液検査で判明したことが、なにより安心した。

性別は特に私は興味がないのだが、夫がとても知りたがっており、残念がっていた。まぁもうすぐ検診で分かるだろう。

お会計

精密超音波検査:€159.13(約2万円)
NIPT:€334(約4万3千円)※全オプション付

超音波検査は、既にプライベート保険適用されたので無料。
NIPTはどうなんだろう?この後申請。

結局、過去かかった不妊治療費用は、なんと全額、全てこのプライべート保険で支払いができた。(つまり自己負担ゼロ)
現在のところ、全ての妊婦検診もその保険で支払われている。プライベート保険は費用がかなり高いので、もちろんそれだけの支払いをしなければならないが、それでも、カバー範囲の広さがすごい。


このNIPTを1つの山場としていたが、当日&結果通達もなんだかあっけなく?終わったが、それもこれも異常が見つからなかったおかげだ。
誰に感謝をしていいのか、本当に分からないが、現在も元気に育っていることを本当に有難い(当たり前ではない)ことだと毎日実感する。

もちろんまだ、いつどうなるか分からない。
そういった「常に最悪の想定をする」脳みそは、不妊治療中からずーと変わらない。でも最近は、きちんと今ある幸せ、今起こっていること、今見えている有難い事実にきちんと感謝して、ちゃんと喜ぼうと思っている。

心配したって、楽観視したって、結果は同じなんだから。

全てを信じて、私は私のできる限り、なるべくよいものを食べて、最低限運動して、ちゃんと休めるように仕事して、日々を過ごすしかない。


そしてあと数日で、大げさなようだが本当に夢にまでみた、俗にいう「安定期」に入る。ようやくだ。そうしたら、やっと両親にも伝えようと思う。

次の検診で、元気に生きている子を見れますように。

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