支配下に近い投手は誰だ?キャンプ第三クール、2/12ファーム紅白戦など(24.02.10~02.14)

宮崎での最終クール。振り落としが行われるなか、マイナーからは京本と中田がサプライズで招待選手として沖縄行きを掴み取る。


2/12ファーム紅白戦

普段の中継映像とは角度が真逆(カメラの位置がバックネット裏)だったこともあり、打者のスイングを「ぎこちなさ」とかあれこれ言うくせに、投手のスイングに対しては何も言ってくれない野球フアンとは逆に、今回は投手のスイングにのみ、言及していこうと思います。ブハハハww

木下
エルボーアップする。ややトップが遅れる。真っすぐ踏み込む。着地をインステップ気味にすることで両膝が割れるのを防ぐ。コッキングが硬く開きが早い。ダブルプレーン気味になる。

鴨田
エルボーアップする。ややトップは遅れる。左投手だがインステップはせず真っすぐ踏み込む。やや開きが早い。レイトコッキングで両肩のラインより肘が下がり気味になる時がある。肘に負担が掛かる。195cmの左腕にしてはテークバックも小さめで身体を操れていると思う。

笠島
エルボーアップとインステップが大きく、トップが遅れ、胸の開きが早い。

戸田
一見、エルボーアップに見えるが、鈍角のL字を形成して手から上がってくるので後ろが小さい。松井みたいな感じ。真っすぐ踏み込み、胸郭の張り、トップにおける捻転差が大きい。開きも少ないインサイドアウトスイング。

川嵜
過去記事に同じ

吉村
笠島の反転

森本
エルボーアップする。腕が遅れてくるというか、尋常じゃなく前に突っ込んでるようにしか見えないが、そこを特長にしていくしかない。ドアスイング。左投手だが真っすぐ踏み込み、前脚が伸展し、両膝も割れず、アングルは高いがシングルプレーンが形成されている。つまり後ろも前も大きい。

山崎
テークバックが小さい。真っすぐ踏み込む。捻転差ができる。両膝が割れない。シングルプレーン。

田村
エルボーアップし、トップが遅れる。テークバックは小さい。やや開きが早くなる。両膝が割れたり割れなかったりする。コッキングで肘が畳まれる。前脚が伸展する。フィニッシュがT字になる。両肩を結ぶラインより肘が下がる時があり、無理にググッーっと押し出すような形になり、靭帯に負荷がかかる。

まとめ

ファーム紅白戦で投球した選手の中で、支配下に近いスイングをしていたのは川嵜・戸田・山崎・田村の順。あと色物枠で吉村。田村は、インサイドアウトの再現性を高めることができれば飛び級で一軍デビューもできる。

2/14シートバッティング

赤星
押し手を手から上げる。スモールステップで素早くトップに入り、フィニッシュでT字を描く。インサイドアウトスイング。

船迫
トップハンドが伸展したまま肩のラインまで上がるのでアーム式。私的「後ろの大きさ」はインバーテットW > アーム式 >スタンダードWの順。変則だが、ほぼ真っすぐ踏み込み、膝が割れない。

馬場&近藤
↓過去記事参照。馬場は、以前より前肩を高く上げて壁を作る意識を感じた。近藤は、フィニッシュで全身がT字→Xの形になって力強さを感じた。

菊地
ややトップが遅れ、開きが早く、腕が遅れ、アングルが下がりドアスイング気味になっている。恐らく昨年の肉体へのダメージから回復していない。

その他

岡田と中山が落とされたのは主に守備が原因。岡田はシートノックで捕球・送球ともに緩慢さが見えた。中山は横振りのロングスローができず、サード不適格。守備位置がセカンドメインではベンチの控えとしては不十分。セカンドとライトを兼任するのがベター。

中田は、守備において捕球・送球ともに無駄な動きが少なく存在感を見せていた。守備で信頼を勝ち取らない限り、レギュラーになるのは難しい。打撃においては、近藤の吹き上がるファストボールを唯一引っ張ったフライにしていた。佐々木と泉口は、少しずつプロのスピードに慣れてきた。ポイントが後ろになる佐々木は、適応する期間が必要。

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