巨人軍ドラフト2023指名選手(支配下編)

1位:西舘(中央大)
テークバックが比較的小さく、トップハンドの回外が早く手から上がってくる。後ろが小さい。歩幅が小さい。投球時に肘がしなり、前脚もやや伸展しする。投球時に伸展した後ろ脚がシザースし前に投げ出される。投球後に投球腕が左半身に巻き付いて前も大きい。カット及びスライダー、カーブ、スプリットのキレが良い。制球力、出力、タフネス、即戦力性、天井(将来性)を兼ね揃えた奥川の代替投手(それ以上か)をドラフトすることができたと言えるのではないでしょうか。先発もリリーフもできる。

2位:森田(トヨタ自動車)
テークバックが小さく手から上がってくる"後ろ"は内海を彷彿とさせる。これならクイックモーションも早くできるだろう。インステップする前脚は内海ほどは進展せず前は大きくない。投球後に体重が左側に残るオーソドックスな日本のオーバーハンド左腕だが、変化球のキレ及び左打者にツーシーム系を投げられるのは非常に良い。阪神の伊藤マサ氏に対するコンプレックスが爆発した指名。

3位:佐々木(日立製作所)右投げ左打ち

大学時代はグリップを下げて構え、大きいレッグアップと共にヒッチしてトップポジションに入る単打打者の打撃をしていたが、社会人においては軸足軸型の中距離ヒッターの打撃に変貌。前傾姿勢を取りグリップを高めに構える。投球と同時にややグリップを下げトップポジションに入る。その際、グリップが早期に頭から離れ、バットヘッドが背中側に落ちる。アウトサイドインの軌道をしている。インパクトの際、体重がやや後ろ脚に残る。ヘッドステイバックは大きく、両脚のぶつけは比較的強い。ヘッドが背中に付くくらいのフルスイング。投球を前めで捉えた時の打球が速く打球音が大きい。故に京セラドームの左中間にスタンドインできるくらいのパワーがある。守備は映像がないため詳細不明。阪神の近本にコンプレックスを爆発させた指名。

4位:泉口(NTT東日本)
以下の記事を参照。阪神の中野及び木浪にコンプレックスを爆発させた指名。

5位:又木:日本生命
昨年の映像と比較するとテークバックにおいてトップハンドが左腰辺りまでしか引かれなくなり、後ろが小さくなっている。テークバックで手の甲が上を向く巨人軍が好きなアーム気味のスタンダードダブルである。前脚をインステップして、投球時には前脚があまり進展せず、投球後に体重が左側に残るオーソドックスな日本の左のオーバーハンド投手である。ここ数年で消耗した対左打者リリーフの補充要因からスタートか。



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