見出し画像

XR Interaction Toolkit

1. XR Interaction Toolkit

XR Interaction Toolkit」は、Unityのシーン内に「AR」および「VR」のインタラクションを追加するツールキットです。現在、「Unity 2019.3」のプレビューパッケージとして、「Package Manager」からインストールできます。

2. XR Interaction Toolkitが提供する機能

◎ オブジェクトインタラクション(AR&VR)
「VR」シーン内で、オブジェクトの「ホバー」「選択」「グラブ」「スロー」「回転」を行う手段を提供します。「AR」シーン内で、オブジェクトの「選択」「移動」「拡大縮小」「回転」を行う手段を提供します。

◎ オブジェクト配置 (AR)
「AR」シーン内で、オブジェクトの配置を行う手段を提供します。3Dオブジェクトの配置とスケーリングも可能にします。アノテーションもサポートされており、配置されたオブジェクトと可能な相互作用に関する情報をユーザーに示します。

◎ UIインタラクション(AR&VR)
「AR」および「VR」プラットフォームのコントローラとの基本的なキャンバスUIの相互作用も有効になります。

◎ 移動(VR)
VRシーン内でスナップターンの使用を含むテレポートする手段を提供します。この移動システムを拡張して、部屋規模のVR体験に他の移動方法を含めることができます。

3. ARのサンプル

ARのサンプルの実行手順は、次のとおりです。

(1)  以下から「XR Interaction Toolkit」のサンプルをダウンロードし、「Unity 2019.3.0f1」で「XR-Interaction-Toolkit-Examples/AR」を開く。

Unity-Technologies/XR-Interaction-Toolkit-Examples

(2) 「Asset Database Version 2」に更新するか聞かれたらキャンセル。
(OKしたらエラーになった)
(3)「Build Settings」で「iOS」に「Switch Platform」して、「Player Settings」で各種設定。
(4) シーン「Assets/Scenes/ARInteraction」を開く。
(5) 「Build Settings」で「Build」し、「iPhone」で実行。

検出した平面をタップすると立方体を配置します。立方体を選択することで「移動」「拡大縮小」「回転」の操作が可能です。使用可能なジェスチャーは次の通りです。

・タップ : オブジェクトの選択、解除
・ドラッグ : 選択オブジェクトの移動
・ピンチ : 選択オブジェクトの拡大縮小
・ツイスト : 選択オブジェクトの回転
・2本指ドラッグ : 現在は無処理

4. VRのサンプル

VRのサンプルの実行手順は、次のとおりです。

(1)  以下から「XR Interaction Toolkit」のサンプルをダウンロードし、「Unity 2019.3.0f1」で「XR-Interaction-Toolkit-Examples/VR」を開く。

Unity-Technologies/XR-Interaction-Toolkit-Examples

(2)「Build Settings」で「Android」に「Switch Platform」して、「Player Settings」で各種設定。
(3) シーン「Assets/Scenes/Locomotion」を開く。
(4) 以下のエラーが発生。「Package Manager」で「XR Interaction Toolkit」を「0.9.3」にアップグレードで消えた。

The type or namespace name 'InputHelpers' could not be found (are you missing a using directive or an assembly reference?)

(5) 「Build Settings」で「Build」し、「Oculus Quest」で実行。

VRのサンプルの一覧は、次のとおり。

・Locomotion : 移動のサンプル
・UICanvas : UIインタラクションのサンプル
・WorldIntraction : オブジェクトインタラクションのサンプル
・WorldIntractionDemo : UIインタラクションとオブジェクトインタラクションのサンプル


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?