Google Colab で Text Generation WebUI を試す
「Google Colab」で「Text Generation WebUI」を試したので、まとめました。
1. Text Generation WebUI
「Text Generation WebUI」は、LLM用のGradio WebUIです。テキスト生成における「Stable Diffusion WebUI」になることを目標に開発されました。
主な特徴は、次のとおりです。
詳しくは、ドキュメントを参照。
2. Colabでの実行
Colabでの実行手順は、次のとおりです。
(1) 公式Colabノートブックを開き、Colabのメニュー「ファイル→ドライブにコピーを保存」で自分のドライブに移動。
(2) 「Launch the web UI」でモデルURLとブランチ名を指定してセルを実行。
今回は、「Elyza-13B」(GGUF版)を指定しました。
(2) 「https://XXXX.gradio.live」のリンクが表示されたらクリック。
(3) 「Chat」タブでメッセージ入力してGenerateボタンを押す。
アシスタント設定がデフォルトでは、多くの場合正しく表示されませんが、「Elyza-13B」は「Llama2」ベースなので、、初回メッセージが英語以外は問題なさそうです。
(4) 「Chat」タブで下スクロールで各種操作。
「ゴミ箱アイコン→Confirm」で会話履歴を削除できます。
3. 指示テンプレートの設定
指示テンプレートの設定手順は、次のとおりです。
(1) 「Parameters → Instruction template」で「指示テンプレート」を設定。
「Elyza-13B」の場合は、「Llama-v2」を選択するのみになります。
4. モデルの設定
モデルの選択と、モデルの各種パラメータの設定は、「Model」タブで行います。今回はデフォルトのままで問題ありません。
5. アシスタントの設定
アシスタントの設定手順は、次のとおりです。
5-1. Assistant
「Assistant」は標準のAIアシスタントの設定です。デフォルトは英語設定なので日本語に書き換えます。
(1) 「Parameters」タブの「Character」で「Assistant」を編集。
今回は英語で記述されていた「システムメッセージ」(Context)と「初回メッセージ」(Greeting)を日本語にします。
(2) 「Chat」でキャラクター設定が反映されていることを確認。
「ゴミ箱→Conifrm」で最初からの会話で試してみてください。
5-2. Example
「Example」はキャラクタータイプのAIアシスタントの設定です。デフォルトは英語設定なので日本語に書き換えます。
(1) 「Parameters」タブの「Character」で「Example」を編集。
今回は英語で記述されていた「システムメッセージ」(Context)と「初回メッセージ」(Greeting)を日本語にします。ついでに、ユーザーアイコンと名前も変更しています。
(2) 「Chat」でキャラクター設定が反映されていることを確認。
「ゴミ箱→Conifrm」で最初からの会話で試してみてください。
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