見出し画像

GCP 入門 (6) - Googleオプティマイズ

「Googleオプティマイズ」の使い方をまとめました。

前回

1. Googleオプティマイズ

「Googleオプティマイズ」は、「Googleアナリティクス」と連携して、管理画面から「A/Bテスト」を試すことができるサービスです。

2. テストの種類

◎ A/Bテスト
同じURLのウェブページの要素のパターン(AとB)を使ったランダム化テストです。

画像1

【例】パターンAには青い写真、パターンBには赤い写真が表示して、どちらが効果的か試す。

◎ リダイレクトテスト
異なるURLのウェブページのパターン(AとB)を使ったランダム化テストです。全面的にデザイン変更したページをテストする場合に使用します。

画像2

【例】URL が異なる 2 つのランディング ページをテスト
・オリジナル - www.example.com/landing1
・パターン - www.example.com/landing2

◎ 多変量テスト(MVT)
複数の要素を持つパターンを同時にテストして、最良の結果を得られる組み合わせを特定します。A/B テストのように最良の結果を得られるページのパターンを特定するのではなく、最良の結果を得られる各要素のパターンを特定するとともに、要素間の相互作用を分析します。

画像3

【例】2つの見出と3つの画像を同時にテストすることで、次のような結果が得られる。
・2つ(見出しと画像)のセクション
・2つの見出し、3つの画像というパターン
・合計6つの組み合わせ

3. Googleオプティマイズの開始

(1) 「Googleオプティマイズ」のサイトを開き、「無料で利用する」をクリック。

(2) 「利用を開始」をクリック。
(3) 「メール登録を行ってGoogle オプティマイズを最大限に活用」の各種項目を入力して、「次へ」をクリック。
(4) 「アカウント設定の選択」の各種項目を入力して、「完了」をクリック。

4. エクスペリエンスの作成

(1) 「開始」をクリック。

画像4

(2) 「エクスペリエンス名」と「ページのURL」を入力し、「A/B テスト」を選択し、「作成」をクリック。

画像5

5. パターンの作成

(1) 「パターンを追加」をクリック。
(2) 「パターンの名前」を入力し、「完了」をクリック。

画像6

(3) 新規追加したパターンの「編集」をクリック。

画像7

(4) 「拡張機能をインストール」をクリックし、Chromeに拡張機能の「Googleオプティマイズ」をインストール。
(5) 再度、新規追加したパターンの「編集」をクリック。
(6) パターン編集エディタ上で、画像を選択してSOURCEを変更し、「保存」「完了」をクリック。

画像8

6. ターゲティング設定

「ターゲティング」では、対象ユーザーの条件を設定できます。

画像9

7. アナリティクスへのリンク

「Googleオプティマイズ」の「コンテナ」と「Googleアナリティクス」の「プロパティ」を連携させます。

(1) 「アナリティクスにリンク」をクリック。

画像10

(2) 「リンク」をクリック。
ページ内のアナリティクスタグで自動で検出されます。

画像11

8. 目標の設定

(1) 「テスト目標を追加」をクリック。

画像12

(2) 「リストから選択」をクリック。
(3) 「ページビュー数」をクリック。

9. アナリティクスのインストール

「タグの手動埋め込み」と「Googleタグマネージャ」という2つのインストール方法があります。

◎ タグの手動埋め込み
(1) 「手順の表示」をクリック。

画像14

(2) 「オプティマイズ」のタグをウェブページの<head>に埋め込む。
Googleタグマネージャでオプティマイズタグを配信する方法もあります。

画像15

(3) 「インストールを確認」をクリックして、インストールされていることを確認。

◎ Googleタグマネージャ
(1) 「Googleタグマネージャ」で「Google Optimize」タグを追加。

画像16

(2) 「コンテナID」と「アナリティクス設定」を指定して保存。

画像17

(3) タグの公開。

10. テストの開始

(1) 「開始」をクリック。

画像13

次回


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?